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今週の一本

●「食の信頼向上をめざす会」発足  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:08/09/30号)

「安全」と「リスク」について発信
法律違反と安全性は別問題

設立趣旨を説明する唐木会長
 生産者、加工業者、小売業者、消費者らが食品の「安全」、「リスク」とはこういうものだと話し合い、正しい知識を共有してメディアなどに発信する組織「食の信頼向上をめざす会」(唐木英明会長=東京大学名誉教授)が設立総会を9月29日、東京都新宿区の日本青年館で開催した。食品・流通関係者、消費者、メディア関係者など幅広い業種・団体から100名以上が出席した。今後、法人、個人を問わず広く会員を募る。

 同会は(1)食の安全に係る各種情報の収集と検証、および情報の発信(2)関係者の相互理解を深めるためのリスクコミュニケーションの実施(3)メディア関係者との情報交換会(4)食の安全に係る団体との連携
 (5)事業者の法令遵守を徹底するための勉強会開催(6)生産から流通までの現場および情報の積極的な公開の推進(7)会員間の情報交換および交流(8)その他、会の目的を達成するために必要な事項――を活動計画に掲げた。
 唐木会長によると、かつて主婦の仕事だった食品の安全を守る仕事は事業者の義務となり、消費者はリスクを負わされる立場になったという。生産者・加工業者・小売業者と消費者は感情的ではなく、科学的根拠に基づいた健全な関係にあるのが望ましいと説明した。
 唐木会長は事故米報道について言及。マスコミは違反企業と農水省の責任追及に偏り、暫定基準の意味や安全性の広報、法律違反と安全性を分ける思考についてほとんど触れなかったことが問題だと指摘した。
 メディアが消費者に与える影響の大きさを考え、会ではメディア関係者との意見交換、勉強会の場を設ける。
 会長以外のメンバーは以下の通り。
 ▽幹事=日和佐信子(雪印乳業社外取締役)、伊藤潤子(生活協同組合コープこうべ参与)、小澤義博(OIE名誉顧問)、小出五郎(日本科学技術ジャーナリスト会議会長)、佐々義子(NPО法人くらしとバイオプラザ21主席研究員)、高野靖(日本食品添加物協会専務理事)、田沼千秋((社)日本フードサービス協会会長)、山本宏樹((社)日本冷凍食品協会常務理事)
 ▽事務局長=多賀谷保治((社)日本フードサービス協会参与)

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