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今週の一本

●平成20年冷凍食品生産高
国内生産数量4%減  去石誠一 (週刊冷食タイムス:09/04/21号)

業務用が苦戦、量・額マイナス成長

 (社)日本冷凍食品協会は平成20年1〜12月の冷凍食品生産高・消費高を4月16日発表した。国内生産数量は147万1400t(前年比3.6%減)、生産金額(工場出荷額)は6662億円(前年並み)となった。数量は前年の1.1%減に続き2年連続で減少した。協会が自主検査数量から推定していた「2〜3%減」の予想とほぼ一致した。

 業務用は94万5600t(3.8%減)・4180億円(1.6%減)と数量、金額とも減少。家庭用は52万5800t(3.4%減)・2482億円(2.7%増)で数量は2年連続の減少だが、金額は前年を上回った。家庭用金額の増加は「原料高騰に伴う製品値上げ効果と推測される」(冷食協)。
 国内生産数量に財務省貿易統計による冷凍野菜輸入数量77万0600t(前年比6.2%減)と、協会が調査した調理冷凍食品の輸入数量23万2200t(27.4%減)を加えた消費量は247万4200t(7.3%減)となる。
 冷凍食品の消費量を総人口で割った国民1人当たりの年間消費量は19.4kgで、前年比7.2%減。消費量が前年比で減少したのは昭和50年(2.1%減)、平成14年(2.0%減)、19年(0.9%減)に続き4回目で、2年連続の減少となる。
 品目別大分類では、国内回帰があったとされる農産物(5.9%増)と菓子類(24.1%増)が増加したが、水産物(1.7%減)、畜産物(34.8%減)、調理品(5.4%減)は減少した。 調理食品のうち「フライ類」は1.7%増ながら、「フライ類以外」は8.1%減少した。

餃子8300t減少
7位から9位にダウン

 餃子の生産数量は3万3200tで前年比20%減となり、品目別生産数量の順位を前年の7位から9位に落とした。この大幅なダウンは、08年1月30日に発覚した天洋食品事件に伴う風評被害の影響。
 餃子生産数量の減少は8300t。これは「えびフライ」(4000t)や「いかフライ」(5400t)、「フレンチフライポテト」(7600t)の生産数量を上回るボリューム。また19年の「ほうれん草」生産数量8000tが全て消えた計算になる。

木村専務「年内の回復に期待」
 協会の木村均専務理事は20年生産統計について、「昨年末に浦野光人会長が発表した2〜3%減という推定値に近い線で着地。中国からの輸入数量が大幅に減少したが、国内生産数量の減少は小幅で済んだ。
 21年は内食回帰の傾向が根強く、輸入品は依然厳しい環境が続くだろう。業界を取り巻く風向きはまだ良いとは言えないが、今のところ昨年のような大事件が発生しておらず、回復を期待したい」と語っている。

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