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今週の一本

●有力メーカー前3月期決算
業務用専門の健闘光る  去石誠一 (週刊冷食タイムス:09/05/26号)

ベストとヤヨイ、共に増収達成

 冷凍食品メーカーの前3月期決算がほぼ出揃った。冷凍食品売上高が1000億円を超えるトップ3社中、ニチレイフーズのみが前年実績を上回り、加ト吉と味の素冷凍食品は前年実績を割り込んだ。天洋食品事件の影響が大きかった市販用を中心とするメーカーが概ね苦戦している傾向が表れているが、明治乳業とケイエス冷凍食品は例外的に市販用を伸ばしている。
 冷凍食品業界トップのニチレイフーズは市販用が前年実績を割り込んだが、業務用は順調に推移した。加ト吉はJT(日本たばこ産業)との業務統合などにより、今秋以降の統合効果を期待している。味の素冷凍食品は天洋事件の直撃による影響が大きく、市販用は減収を余儀なくされ、落ち込み分を業務用でカバーした形となった。
 マルハニチロ食品は主力商品が健闘したものの、業務用が振るわずトータル一割の減収。日本水産は市販用と業務用の合計で前年並の実績をキープした。極洋は調理品が好調ながら、農産品や水産品の落ち込みで3%減。
 好調だったのが、業務用専門メーカーの日東ベストとヤヨイ食品。日東ベストは学校給食の予算削減でデザート類が減少したが、焼きうどんなどの増産分がオンして増収に寄与した。ヤヨイ食品は未発表だが、本紙推定で6%の増収。
 前々期まで順調に伸び続けてきたアクリフーズは、やはり天洋事件で減収。ケイエス冷凍食品は国内工場生産品が健闘し5%増。

今期は拡大基調見込む
コスト軽減で利益改善期待

 今期の冷食事業は大きく改善されると大半のメーカーが見ている。天洋事件等による落ち込みを戻して売上げは拡大基調を見込み、利益面では原材料、エネルギー関連コスト等が前期より下がって大幅改善する、という予想が多い。
 ただ、末端、流通から低価格化要求が強くなっているため、売価競争の激化を見込み、厳しい見通しを示すところもある。ニチレイは一部飲料等を含む加工食品で24億円増益予算。

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