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今週の一本

●北海道、不作で凍菜に打撃  木村健 (週刊冷食タイムス:09/09/29号)

コーンは大幅減産見込み

例年に比べ実入りがよくない
とうもろこし
 東北・北海道の長雨により生鮮野菜が一時期高騰したが、北海道の冷凍野菜の生産にも大きく影響が出ている。

 8月から9月にかけて集中的に生産するとうもろこしは総じて例年の二割減という。例年なら9月で収穫期を終えるが、生育が遅く今年は10月初旬まで収穫が続くと見られ、今後の天候しだいで好転することもあるが、それでも例年より大幅に減産となる見込み。
 昨年も十勝地区の一部でとうもろこしが前年の一割減と悪天候に泣いたが、他の地区は例年並みだった。今年は2週間も続いた長雨により、日本缶詰、ニチロ十勝食品、北海道フーズ、びえいフーズなど全道の農産加工メーカーに影響が出ている。
 十勝地方は長雨だけでなく、春に起きた強風で土や種が飛ばされるという、かつてない異常気象も要因の一つと言われている。
 とうもろこしの収穫期は短く、工場は一時的に大幅増員しているにもかかわらず、作物の育成が遅いため熟成を待ってラインを数日止めなくてはならないこともあった。
 ある生産者は「軸の先に実がつかない、倒れた作物を収穫するため夾雑物が増えるなど手間もかかる」とコスト面でも厳しい状況を訴える。
 とうもろこしの次に収穫のピークとなるかぼちゃも結実数が少なく既に減産は決定的という。かぼちゃは昨年の在庫があるが、とうもろこしは国産人気で在庫がほとんどなく、注文に応え切れない状況。工場では「例年の購入実績にそって割り当てさせていただいている。新規はお断りせざるを得ないのも悩みのひとつ」と頭を抱えている。
 北海道で新物が出回り始めたじゃがいもは地域によって差があるが、総じて小玉という。じゃがいもは収穫してみないとわからない面もあるが、土壌の水分過多が品質面に影響する可能性があると不安視する声も出ている。枝豆、いんげんなど他の作物も良くない。「かろうじてブロッコリーだけは良かった」というのが今年の状況だ。
 国産原料は人気があっても品不足が顕在化すれば「中国産凍菜が回復する日は近い」と無念がる道内の生産者の声も出ている。

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