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今週の一本

●年末商戦 盛り上がり欠く  松田陽平 (週刊水産タイムス:10/01/11号)

 「本業はあまり期待していなかった」「思ったよりは落ちこまなかった」というのが築地卸の年末商戦の感想だ。予想を裏切ることなく、盛り上がりのないまま新年を迎えた。カニやイクラなど、単価が下がり値ごろ感の出た商材は健闘したが、高いものは売れなかった。主力のねり製品は、必要なものを必要な量だけ買うという消費者志向にあったセット物製品の人気が高まったようだ。

 12月の築地市場7社の取扱高(本業)は全体で5万4091tと前年同期比3.4%減、金額は488億円と5.7%減少した。平均単価はキロあたり902円と2.4%ダウンした。高い商材が売れず、単価の下がった商材は比較的健闘したものの、築地の年末商戦は「盛り上がりのないまま終ってしまった」(市場関係者)。
 単価の下がったタコやカニ、エビなど冷凍品は比較的健闘したが、年末のメイン商材のブリの水揚げが少ないなど鮮魚関係はいまひとつ。
 単価が下がったマグロについては販売を伸ばした卸もあるが、「数量は二割減。特にインドマグロや本マグロの扱いが半分近くまで減った」(築地卸関係者)という卸もあった。
 魚卵関係では単価下落が顕著だったイクラの販売数量を伸ばした卸もあった。一方で「逆ザヤでの販売もあり利益面は厳しい」(築地卸関係者)という。

小田原勢が苦戦
ねり製品メーカー年末商戦の動向

 年末のねり製品の販売もデフレの影響を受け、価格帯の高い製品の売れゆきは低調で、値ごろ感のある製品は比較的順調に売れたようだ。
 正月向けの高級蒲鉾として人気の高い小田原蒲鉾メーカーも苦戦を強いられた。
 ボリュームゾーンの「上小板」や売価1000円以上の商品の動きが鈍く、前年を割り込んだ。量販店・市場ともに発注を抑え、追加対応の形をとったことも渋い結果につながった理由だ。
 また、半板などの核家族向け商品は好調だったが、セット物が期待通りに動かなかったとするメーカーもあった。平均単価の高い小田原各社にとっては厳しい年末商戦となった。

新潟地区は2〜3%増とまずまず

 一方、新潟地区のねり製品メーカーの年末の販売は数量・金額ともに前年比102〜103%とまずまずの結果であった。
 一正蒲鉾はセット物、伊達巻きに加え、蒲鉾の販売が若干伸びるなど全商品で健闘が見られた。また、堀川はセット物中心に、伊達巻きの売れゆきが好調に推移した。
 伏見蒲鉾は数量で伸びたものの、金額では前年並みとなった模様だ。
 西日本の大手ねり製品メーカーは「年末だけ見ると金額ベースで前年並み。単品の蒲鉾は良かったが、セット物の注文が減った。おでん商材が出足(秋)から低調で、12月全体の売上げは5%減だった」という。

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