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今週の一本

●マルハニチロ新旧社長会見  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:10/02/16号)

次期中計は新社長の手で 五十嵐氏
久代次期社長 「安定経営」軸に

会見した五十嵐社長(左)と
久代次期社長
 マルハニチロHDの五十嵐勇二社長(4月1日付で取締役会長)と次期社長となる久代敏男副社長は同社本社で8日会見し、社長交代のねらい、グループ経営の今後の方向等を語った。五十嵐社長は「再来年スタートする次期中計の策定と実行はワンセットにすべき」と交代の背景を説明。久代氏は「歴史と伝統ある企業を安定経営するのが最大の役割」と強調した。

 五十嵐社長(次期取締役会長)は「経営統合から2年半、事業統合から2年で初期の目標通り着々と進行している。現中計“Wウエーブ21”の最終1年を残して新社長に(舵取りを)託す」と交代の背景を説明。「久代氏は人事畑が長く、グループ内に人望がある。私は2000年6月マルハに来て10年、社長就任から8年を経ているため後進に譲ることを考えていた。再来年スタートする次期中計の策定と実行はセットにすべき。となればいまが交代の好機」と考えを語った。
 久代氏は「歴史と伝統ある企業グループを安定経営することが私の役割。マルハの圧倒的な調達力とニチロの高度な商品開発力・技術力は遺伝子として継承されている。これを発展拡大させ、業界になくてはならない存在にしていく」と基本姿勢を示し、経営課題として(1)海外事業展開(2)グループ各社の経営体質強化(3)統合の総仕上げ――を掲げた。
 特に海外については「グループの伸張のカギは海外にあり」と捉え方を示し、年末訪れた東南アジアの活況を改めて指摘。「マルハニチロは海外経験が豊富な人材が多い。M&A案件には機敏に取り組む」と前向きな姿勢を示す一方で「200社規模のグループにはたくさんの案件が持ち込まれる。しかしグループとして大きな失敗は許されない。精査し、勝算ありと確実視できる案件だけに絞る。基本は安定経営だ」と強調した。
 グループ企業体質については「赤字企業もあるので早急に経営改善策を策定し収益構造の底上げを図る」と基本的考えを示し「抜本改善が見られない場合は、清算、整理も視野に入れる」とした。
 さらに「私は人事畑が長く、水産、食品の事業経験がないため、ホールディングスで副社長に昇格するMN水産の伊藤滋社長とMN食品の坂井道郎社長とのトライアングルで連携しながら強固な経営体制を築きたい」と表明。改めて多数のグループ会社を抱えるホールディングスの長として「安定経営に全力を傾注する」と基本的に利益主導の考えを語った。
 人材を大事にするスタンスも語った。
 冷凍食品については「好きな商品がたくさんある」と前置きし、「いままでマルハは市販用冷食がなかったため、(冷食売場で)他社品を買うのもシャクだったが、統合を機に売場を見るのが楽しみになった」。あおり炒め炒飯、横浜あんかけラーメン、渋いところで「豚汁の具」についても「おいしいんですよ、是非お試しを」と勧めた。さらに「アクリフーズの商品も含め、当社で好きな冷凍食品はたくさんある」と語った。
 水産では「カンパチ、この刺身は酒の肴に最高です」と評価を示した。

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