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今週の一本

●「回転寿司協会」設立へ  井出万寿男 (週刊水産タイムス:10/11/08号)

レベルアップで「100均」に対抗
フェアや「マイスター制度」も

回転寿司協会の主要メンバー
 回転寿司協会の設立に向けた発起人総会が4日、東京・港区台場のホテルグランパシフィックで開かれた。全国を代表するグルメ回転寿司チェーンのトップが顔を揃え、関東・東海地区では「がってん寿司」や「すし銚子丸」「沼津魚がし鮨」などが名を連ねている。会長にはエムアンドケイ(金沢まいもん寿司)の木下孝治社長を選出した。今後、定款を整え、11月中にも一般社団法人として登記する方針。来年春に設立総会を開く。

 回転寿司の誕生から50余年。今や日本の外食業界に欠かせない存在となったが、外食産業全体を覆う価格競争の激化などで、100円均一の形式をとらない「グルメ回転寿司」は厳しい淘汰の時代に入った。
 協会では、個々の店舗レベルでは対応が難しいグローバルな課題に対して「回転寿司の未来を創造する事業」を展開。業界の活性化とレベルアップを図る。テレビ東京系の「TVチャンピオン(回転寿司編)」で優勝し、その後、回転寿司評論家として全国を歩いてきた米川伸生氏が設立の準備に動いた。
 事業の骨子は@広報・普及啓発事業A研修事業B調査研究事業C事業支援――など。具体的には、農水省などと連携した地産地消の推進と国産魚の消費拡大ほか、回転寿司業界や漁業関係の情報提供を行う。ホームページでグルメ回転寿司と100円寿司との違いを分かりやすく伝える。
 全国レベル「回転寿司フェア」も計画。回転寿司関連業者のトレードショーとして会員を中心とした各店舗が出店。関連セミナーの開催や創作寿司グランプリ、さらに早握り大会、マグロ解体ショー、パネルディスカッションなどを構想に掲げている。
 研修事業では人材教育、技術研修、経営・食材などに関するセミナー、職人研修、サービス研修、専門家セミナー、経営者研修、視察などを予定している。
 今後、全国の回転寿司店に加入を求め、初年度500社以上の加盟を目指す。
 その一環として、優秀な回転寿司職人の養成を目指す「回転寿司マイスター制度」も立ち上げる。握りの技能やサービスなどを基準とした検定試験を実施。S級、A級などの格付けを行い、マイスター取得者や店舗にはステッカー、バッヂを授与。消費者に分かりやすい優良店の目安とする。
 木下会長は「100円寿司に対抗するため、ネタのグレード、接客サービスなどで差別化を際立たせる。切磋琢磨し、全体のレベルアップを図りたい。グルメ回転寿司の本領発揮につながる協会にしたい」と決意表明。また、「今後は敢えて隣に出店するなどの動きは差し控えたいもの」とユーモアも交えた。

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