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今週の一本

●米国スケソウ漁獲枠が決定  辻雅司 (週刊水産タイムス:10/12/20号)

11年は5割増の125万t
06年の卓越年級群が増加、市況に影響か

 シアトルからの一報によると、2011年の北米ベーリング海のスケソウダラの漁獲枠は50%増の125万2000tに決定した。スリ身関係者は「スケソウ資源が回復し100万〜110万t程度と予想していたが、125万tとなったことは予想外だ。生産者はフィレーとスリ身を生産するが、いずれにしても製品量も5割増しとなり、市況や販売動向に大きく影響する」と指摘している。
 2000年前後に100万tだった北米のスケソウ漁獲枠は、資源が回復し02〜07年頃には140万〜150万tと増加。しかし、08年には100万tに戻り、昨年と今年は81万5000tと少ない漁獲枠となっていた。

スリ身の販売戦略を見直し

 2011年の漁獲枠について米国の業界関係者は「06年生まれのスケソウダラが卓越年級群として成長し、来年には漁獲対象となることから大幅な漁獲枠の回復が見込める」と予想していたものの、100万t前後を見ていたことから、今回の大幅増枠に驚きを隠せない様子。
 フィレーについては欧州での需要が依然旺盛と言われているが、5割増の生産は市況に影響すると見られる。スリ身については、世界のスリ身消費の5割を占める日本の製品需要は落ち込んでいるが、増枠により北米スリ身が増産され、高品質のスリ身を手頃な価格で入手できるようになれば、日本のねり製品市場の活性化に繋がると見られる。
 スリ身の販売ディーラーは予想を上回るスケソウダラの増枠を喜ぶ一方で「市況や販売動向に大きく影響するため、販売戦略を見直さなければならない」と、価格の値下がりなどへの対応に追われることになる。

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