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今週の一本

●ニチレイロジグループが東扇島に最新鋭の大型拠点  井出万寿男 (週刊水産タイムス:11/02/28号)

安全安心で高い物流品質

早くも満庫状態、年内にも増設着工へ

ニチレイロジグループの
東扇島物流センター
 ニチレイロジグループが川崎・東扇島に建設していた「東扇島物流センター」がこのほど竣工した。冷凍能力4万0433t。ニチレイ・ロジスティクス関東の保管事業、ロジスティクス・ネットワークの輸配送業務を担う京浜港湾地区の複合型物流拠点となる。

業界初の本格的な免震装置

 川崎市から賃借した土地は4万2300平方m(約1万2800坪)だが、今回の建設面積は8300平方m(約2500坪)。同規模の冷蔵棟を増設できる余地を残している。建設費は56億円。ニチレイロジグループ本社が建設し、ニチレイ・ロジスティクス関東に貸し出す形。
 ニチレイロジグループ本社の村井利彰社長(ニチレイ社長)は「現行の中期3カ年経営計画『エナジー2012』の初年度が終わろうとしているが、東扇島物流センターは前中計で掲げたスクラップ&ビルド計画の最終案件。完成を前にして順調な引き合いがあり、庫が足りない見込み。年内に増設を着工したい」としている。
 5階建ての冷蔵庫棟はプレストレスコンクリート免震構造、3階建て事務所棟も鉄骨耐震構造にし、「現在考えうる世界最高水準の地震対策」(同社)を組んだ。冷蔵庫棟はF級3万2395t、FC級4538t、仕分・仮置き室3500tのほか、3階に解凍室(358平方m)、リパック室(281平方m)、2階に食肉加工室(358平方m)、5階にF級の移動ラック2592パレット分のF級冷蔵庫を備えた。
 広々とした1階の荷捌きプラットホームは陽圧システムを採用。また、顔認証システムの最新設備も導入し、監視カメラと組み合わせた万全のセキュリティー体制でフードディフェンスも徹底。
 解凍室にはコンベア式高周波解凍機を設置。加工室やリパック室では食品原料の軽加工処理を行う。1〜5階の荷捌きスペースはそれぞれ0℃設定。昇降設備は荷物用エレベーター2基、人荷用エレベーター1基、荷物用高速搬送機8基、デバンダー2基、ドックレベラー15基。

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