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今週の一本

●ニッカ食品、介護食市場に参入  去石誠一 (週刊冷食タイムス:11/08/16号)

幅広い料理に使える素材提案

「おさか菜もう一品」は歯ぐき〜舌で
つぶせる柔らかさ(写真はニッカ食品「鶏肉と揚げなすのおろしポン酢かけ」)
 ニッカ食品(埼玉県春日部市、塚原哲男社長)は介護食市場に本格参入する。柔らかく、飲み込みやすい食事支援食として、魚・野菜・肉で作った食品素材、「おさか菜もう一品」(冷凍品)を開発、病院・介護施設などに向け幅広く提案していく。生産に関しては、新機能食材開発技術「嚥下容易な魚肉練り製品の製造方法及びその製品」の開発者、杉江繁夫氏(東京都蒲鉾水産加工業協同組合長)の指導を受けている。
 「おさか菜もう一品」は良質なたんぱくが手軽に摂れる調理素材。魚肉をメインに野菜や畜肉も配合。ユニバーサルデザインフードの区分2〜3(歯ぐきでつぶせる〜舌でつぶせる)を目安に作っており、咀嚼や嚥下機能が低下した高齢者にも安心して提供できる。
 また、単に柔らかく仕上げただけではなく、「バランスのとれた栄養と、食べる人が『おいしい』と感じる味を重視して開発。毎日の献立作りに頭を悩ます栄養士や調理士の方に、様々なメニューに利用しやすい食品素材として提案していく」(ニッカ食品)考え。
 同社では、ユーザーが具体的なメニューが連想しやすいように、おさか菜もう一品を利用した「豚汁」、「肉じゃが」、「ビーフシチュー」、「棒棒鶏(バンバンジー)」などの調理レシピを準備しており、まもなくメニュー集としてまとめる。
 同素材を使った加工品、「さば味噌煮」や「かまぼこ(紅白)」など水産品を模した商品は、富山県の蒲鉾メーカー、梅かま(奥井健一社長)が製造、ニッカ食品は仕入れ販売する形。「からあげ」や「とんかつ」、「生姜焼き」など肉を模した商品はニッカ食品が自ら製造している。
 同社では「毎日同じ料理では、いくらおいしくても飽きがくる。そこで素材として提供することで、1年365日様々な料理で楽しんでもらえる」と分析しており、「将来は他社の介護食を集め、アソートして提供することも検討中」。

介護食の発表会、8月30日東京で

 ニッカ食品は介護食・嚥下食の新製品発表会を8月30日午後2時から、東京都杉並区阿佐ヶ谷南3‐37‐10の阿佐谷市庭スタジオ(YSディセンダンツビル2階)で開催する。問い合わせは同社(電話048‐737‐5151)まで。
 【ニッカ食品の概要】昭和40年創業。資本金5千万円。従業員150名(うち社員50名)。主力はスーパー向け惣菜(構成比60%)、餃子・焼売など中華冷凍食品のOEM生産(同30%)、その他(駅ナカ向け弁当や介護食)。
 親会社で業務用卸の東洋商事が2009年民事再生でホッコクの傘下に収まったが、今年4月ホッコクが東洋商事とニッカ食品を田中文悟商店(横浜)へ譲渡すると発表。そこで、さらなる経営の安定化をめざしたニッカ食品の旧経営陣らが、MBOにより5月21日付で独立した。

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