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今週の一本

●冷食協、イベントでシニア層取り込む  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:11/10/25号)

冷食需要2〜3割増も可能に

渡辺裕之・原日出子夫妻ゲストに

左から渡辺さん、原さん、浦野会長
 (社)日本冷凍食品協会(浦野光人会長)は10月18日の「冷凍食品の日」に恒例の普及啓蒙イベントを東京日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテルで開催した。今年は、人口構成比が高く冷食需要の拡大余地が大きいシニア層をターゲットに据えたトークセッションと試食会を実施。報道機関47社79名が取材するほど注目を集めた。浦野会長は「将来、シニア層の取り込みで2〜3割の需要増も可能」との見方を示している。

 イベントのテーマは「夫婦で楽しむ冷凍食品パーティー」。ゲストにはともに50代の俳優渡辺裕之さん、原日出子さん夫妻を招いた。参加者も応募総数1530名の中から選んだ50代以上の夫婦190名。
 浦野会長はこれまで味や機能性、工夫次第で活用の幅が広がる冷凍食品を“最強の食品”としてPRしてきた。協会が先月実施した60歳代を対象にしたアンケートでは、50〜60代で料理を始めた男性の割合が46.9%と、“シニアの手習い”が多かったことを挙げ「シニア層にとって冷凍食品は強い味方になる」と利用を促した。
 同じアンケートで冷凍食品の利用実態を見ると、「ほぼ毎日」と「週に1回程度」を合わせた「週に1回以上」の割合が朝食で18.5%、昼食が32.5%、夕食が32.2%となっており、最も多い昼食シーンでは3人に1人の割合で冷食を利用していることが明らかになった。
 見方を変えると、3人に2人がほとんど利用しておらず、市場拡大の余地が大きく残されていることを示している。
 浦野会長は参加者を前に「5年前にアメリカに行った時はスーパーの冷凍食品売場には野菜とピザ、ケーキくらいしかなかったが、今年6月に訪れた時はカロリーをコントロールしたおかずの類が若干増えていた。新たに売り出しているようだったが、こうした商品は以前から日本にもある。欧米と比べ、日本ではありとあらゆる物が冷凍食品として提供されている。簡単、便利で捨てる部分がない、というイメージに加え、ほかにも意外なすごさをご覧いただけると思う」と、かねてからの持論“冷凍食品は最強の食品”であることを強調した。

冷凍米飯298円でメーカーの利益1円

 一方で、スーパーの割引販売にも言及。「よく『4割引にして儲かるの?』と聞かれるが、メーカーは儲かっていない。営業利益率は3%。税金を差し引くと1%以下。298円の冷凍米飯を1個売って、利益は1円くらいか。そういう意味では消費者の皆さんにとってはとてもお得な商品。冷凍食品は安いから(品質が)悪いのではなく、安くて(品質が)いい」と現状の課題に正面から向き合いつつ、品質の良さを訴えた。

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