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今週の一本

●中国山東省泰安に農産工場  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:12/07/31号)

安定調達と高価値化図る

泰安に完成した佳裕食品の工場概観
6月に行なった開業式で
挨拶する池田社長(中央)
自然守り無農薬の風土
ニチレイフーズ

 ニチレイフーズ(池田泰弘社長)は中国山東省の泰安に建設していた「泰安佳裕(かゆう)食品有限公司」の工場がこのほど完成。冷凍野菜、農産加工品を日本向けに秋口から出荷開始する。農産品の安定調達と、付加価値の高い農産加工品を開発、生産するのがねらい。大内山俊樹常務執行役員(商品本部長)と農産品担当の丸山雅章執行役員商品第二部長がその内容をこのほど詳しく明らかにした。

 ニチレイフーズは世界の人口増に伴う食料需要の増加や天候不順・水不足による農作物の不作などにより野菜の安定調達はますます難しくなることを以前から経営課題とし、新たな大型調達先を検討していたが、原料産地、栽培・農薬管理、水、物流インフラ等の条件から泰安を最適地に選んだ。

 泰安佳裕食品は泰安市岱岳区夏張鎮に本社と加工工場を置く。農産品の有力なパートナーである北海食品(山東省莱陽)などの親組織である商和興業(台湾)と共同で昨年5月に会社設立、資本金400万米ドル。本社工場を昨年から建設していた。並行して自営農場を確保し、ブロッコリー、いんげん、里いも、枝豆、ミックス野菜原料等の栽培、収穫準備も進めている。

 泰安は中国有数の観光地「泰山」があり、従来から自然を守る意識が住民には強く、また農家の多くは早くから無農薬栽培に取り組んでいる。重厚長大型の大手企業の進出もない。ニチレイフーズが掲げる「食の安全・安定」を実現するには最適立地。日本との冷凍食品の貿易が活発な青島港にも鉄道、高速道経由でアクセス条件が整っている。

 当面は日本向けとなるが、将来的には中国国内市場や第三国への販売も視野に入れている。中国では安全安心な農作物、農産加工品に対するニーズが急速に高まっており、一貫管理した冷凍野菜の需要が今後大きく増えるといわれる。

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