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今週の一本

●味の素冷凍食品、タイ・アユタヤに新工場  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:12/11/27号)

から揚げと餃子に集約

開所式で挨拶する吉峯社長
(20日アユタヤ)
高生産性と高収益性を実現
 味の素冷凍食品グループのタイの調理冷食生産会社、AFT(タイ味の素冷凍食品、アユタヤ県、高城一彰社長)は昨年の洪水による被災から新たに工場を立ち上げ、15日から操業開始した。従来の5ラインに対し、新工場はやわらか若鶏から揚げ(日本向け、市販用)と餃子(欧州・アジア向け)に集約。従業員は200名少なくなったが、生産能力は月間100t上回る600tとし、人時生産性を従来比2倍の1人月間1.5tを実現。高収益もめざす。

 生産システムを切り替えることで人時生産性をほぼ倍に高めた。原料の有効活用、生産性改善などにより「高収益」も実現する。
 洪水発生前は5ラインで(1)日本向け「やわらか若鶏から揚げ(ボリュームパック)」(市販用)、(2)欧州・アジア向け「餃子」(3)日本向けその他商品(業務用)を生産していたが、新工場は(1)やわらか若鶏から揚げ(2)餃子――に絞った。

 2品に集中することで生産高は旧工場の月間500tに対し新工場は600tと20%の生産性改善。従業員は600名から400名となり、人時生産性(1人/月間)は旧工場の0.8tから新工場は1.5tと生産性を倍に引き上げた。

 原料鶏肉はカット肉を仕入れていたが、新工場は1枚肉を調達して自前で処理し、鶏から揚げにも餃子にも使うことで原料の全量有効活用に切り替えた。

 新工場は2ラインを新たに敷設できる「将来スペース」を工場全体の50%確保、従来の15%に比べ将来性を強く意識している。

 洪水発生前、「やわらか若鶏から揚げ」は同社とタイ味の素ベタグロ冷凍食品(TAB)で生産していたが、AFT操業停止に伴い、TABで集中生産に切り替えた。今後も2工場体制で生産する。また「餃子」は洪水でTABと、同じくタイにある味の素ベタグロ・スペシャリティフーズ(ABS)で分散生産。今回の新AFT完成により再び生産ラインを戻した。

吉峯社長「活躍の舞台は世界」

 20日現地で開いたAFT開所式で、味の素冷凍食品の吉峯英虎社長はAFTの位置づけとして「日本向けだけでなく欧州・アジア向け拠点としても重要性が高まっている」と指摘し「高生産性、高収益性をめざす」と新工場の方向を強調。さらに「世界に誇れる冷凍食品事業会社をめざす当社グループの中で、AFTは先頭を走る企業の1つであり欧州・東南アジアにおける味の素冷凍食品の新たな歴史を切り拓く存在」とAFTを高く評価した。

 式典では僧侶による仏式セレモニーに続き、AFTの高城社長、味の素タイランドの富樫洋一郎社長と、パートナーのベタグロ社からワナス社長が竣工に当たってスピーチした。味の素冷食からは役員、担当部長級も参加した。

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