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今週の一本

●冷凍食品月間スタート  去石誠一 (週刊冷食タイムス:13/10/01号)

昭和61年に始まり今年で28年目

 10月の「冷凍食品月間」がスタートした。昭和61年に日本冷凍食品協会が毎年10月18日を「冷凍食品の日」と制定し、PRイベントを開催してから今年で28年目。この前後に冷凍食品業界入りした新人も、いまや立派なベテランに育っている。四半世紀を超え継続してきた活動は、様々な変化を遂げながら冷凍食品の潜在需要を着実に掘り下げている。28年間のイベント活動を振り返ってみた。

啓発・啓蒙から、新需要の創造へ

 日本冷凍食品協会は昭和61年、冷凍食品市場活性化対策特別事業を立ち上げ、毎年10月18日を『冷凍食品の日』、10月を『冷凍食品月間』と制定した。

 この記念日(月間)の周知徹底を図るため、実施した記念すべき第1回イベントが「冷凍食品1万人の大試食会」(新鮮勝負!グルメバイキング)。東京恵比寿のサッポロビアステーション(現恵比寿ガーデンプレイス)で開催した。

 業界あげての一大イベントに、予想を上回る来場者がJR恵比寿駅から会場まで長い行列を作り、一時は入場を制限する盛況ぶり。当日の模様はテレビ、新聞、雑誌、ラジオで大きく取り上げられ、話題を集めた。

 この後は、冷凍食品の詰め合わせを18円の格安チャリティー販売や、冷凍食品を使ったメニューの試食会などを通じて、主に一般消費者を対象にしたPRイベントを展開。

 大きく変わったのが平成10年。それまでのお祭り的な要素を廃して、勉強会的な内容に転換した。料理学校の先生や栄養士、料理研究家らを招いてのセミナーなどを開催。楽しみながら冷凍食品を正しく学ぶイベントに、参加応募者数は常に定員をオーバーした。

 平成20年の天洋食品事件の発覚で業界を取り巻く環境が一変、冷凍食品の「信頼の回復」が最重要課題となった。非科学的で過激な報道に苦しんだ業界は、実際の生産現場を報道関係者に見てもらうことで、正しく理解してもらう活動に全精力を注ぎ込んだ。

 安全に対する誤解が解けると、これまで訴求の中心だった主婦から、冷凍食品に縁遠かった男性やシニア層の掘り起こしに掛かり、現在まで続いている。

 また時の会長自らが、イベントに登場するようになったのも近年の特徴と言える。

活動の足跡

 昭和61年 冷凍食品1万人の大試食会(新鮮勝負!グルメバイキング)……東京・恵比寿のサッポロビアステーション(現恵比寿ガーデンプレイス)で実施。予想以上の反響で駅まで行列ができ、入場制限する一幕もあった。

   62年 冷凍食品詰め合わせ1万パック・18円チャリティバザール……東京・西新宿の屋外会場で実施するも、台風による悪天候に見舞われ、6千パックの販売に止まる。残り4千パックは後日、農水省主催のイベントで売り切った。

   63年 屋形船遊覧……若い女性100組200名を屋形船に招き、東京湾内を遊覧しながら冷凍食品を使った料理を楽しんでもらう企画。しかし昭和天皇のご病気を配慮して自粛(中止)。

 平成 元年 冷凍食品詰め合わせ1万パック・18円チャリティバザール……早朝から行列ができる盛況ぶりで、販売開始から2時間足らずで完売。

    2年 冷凍食品フルメニュー試食会……東京の帝国ホテルにマスコミ、料理研究家らを招き、冷凍食品をフルメニューで試食紹介。この他、大学生による冷凍食品を使ったアイデア料理コンテストも実施。

    3年 冷凍食品フルメニューパーティ……前年同様の内容で実施。帝国ホテルの村上信夫総料理長(故人)が、冷凍食品の体験談を披露。高校生によるアイデア料理コンテストも。

    4年 世界の冷凍食品を食べてみませんか(冷凍食品で作ってみました世界のおふくろの味)……マスコミ関係者ら約200名を帝国ホテルに招待。当日使用した冷凍食品120品目中、55品目が海外からの輸入品。

    5年 冷凍食品トレンド横丁……帝国ホテルの会場に当時人気だった「横丁」をレイアウトし、そば・うどん、ピラフ、コロッケ、海外の料理を用意。マスコミを対象に実施。

    6年 冷凍食品「味なアジア大会」……アジア11カ国を代表する料理92メニューを試食紹介。マスコミ関係者らを招待。

    7年 冷凍食品18万食プレゼント……冷凍食品18万食(=2万セット)を東京6カ所、大阪3カ所のターミナル駅街頭でサンプリング。  

    8年 冷凍食品フェスタ……消費者対象の「冷凍食品をタップリまとめて10パック・モニタープレゼント」の他、業務用ユーザー対象のプレゼントキャンペーン、マスコミ対象の試食会も。

    9年 題名のない試食会……古代中国の食事、中世ヨーロッパの食事、近世の日本料理を文献などに基づき再現。料理研究家、調理師、栄養士、マスコミら約400名を招待。

   10年 冷凍食品フォーラム……女子栄養大学の吉田企世子教授の講演、服部栄養専門学校の服部幸應校長のトーク、冷凍食品を使った料理の試食会の3部構成。首都圏の集団給食関係の栄養士約260名を招待。

   11年 冷凍食品とお友達になるセミナー&パーティー……江上料理学院の江上栄子学院長と服部栄養専門学校の服部幸應校長がトークライブ。首都圏の栄養士と栄養士を志望する学生ら約300名を招待。試食会は一般、マスコミらも加わり約700名規模で実施。

   12年 フードフォーラム2000……外食専門メディアや外食オーナーシェフ、大学講師、調理師専門学校教授らのディスカッション。第2部の試食会は和洋中を各10品ずつ用意し、それぞれ客単価の高い店向けと、居酒屋など低単価店向けメニューを提案。外食関係者を中心とした業務用ユーザー向けのイベント。

   13年 プレスセミナー……報道関係者や料理研究家ら約130名が参加。赤堀料理学園の赤堀博美副校長、女子栄養大学の吉田企世子教授が講演。

   14年 冷凍食品アイデア料理のテーマパーク……消費者100組200名、報道関係者、オピニオンリーダーら約450名を招き、冷凍食品を使った料理の試食会。タレントの薬丸裕英さん、早見優さんのトークショーも。

   15年 冷凍食品マイナス18号……日本冷凍食品協会が制作した冷凍食品ソング「冷凍マイナス18号」と、新キャラクターの認知度を高めるためのイベント。音の出る缶バッチつきポスターを首都圏と関西のJR駅構内に掲示。

   16年 食生活フォーラム〜進化する冷凍食品を考える……読売新聞東京本社とタイアップして、8月に実施。食生活ジャーナリストの岸朝子さんが基調講演。栄養管理士の牧野直子さんとアナウンサーの河本香織さんのトークショー。冷凍食品の試食会も。

   17年 第2回読売食生活フォーラム……前年に続き8月26日に実施。ソムリエの田崎真也氏、管理栄養士の牧野直子氏が講演。冷凍食品を使った料理の試食会も行なった。イベントの内容を10月18日の読売新聞全国版に全15段カラーで掲載。8月3日には記者懇談会も開催している。

   18年 第3回読売食生活フォーラム……8月にイタリアンレストランの落合務シェフの講演と試食。

   19年 冷凍食品なるほどフォーラム……「主婦の味方! 冷凍食品で食生活を豊かに」をテーマに、サンケイリビング新聞社と共催。タレントの早見優さんが講演、料理研究家の相田幸二さんとミセスブロガーらがパネル討論。

   20年 (イベント中止)……1月末に表面化した天洋食品(餃子)事件で、業界を取り巻く環境が一変。まず「信頼の回復」を最重要課題に、大手メディアや消費者団体を中国の日系冷凍食品工場に招待し、業界の安全・安心をアピール。

   21年 日本冷凍食品協会設立40周年記念イベント……浦野光人会長とフリーアナウンサーの木佐彩子さんのトークショーと、冷凍食品を使ったメニュー試食会を実施。

   22年 冷凍食品×イクメン……タレントの杉浦太陽さん、パパ料理研究家の滝村雅晴さん、浦野光人会長が「意外とスゴイ、冷凍食品」をテーマにトークショー。アレンジメニューの試食会も実施。新キャラクター「フリージー」が登場。

   23年 夫婦で楽しむ冷凍食品パーティー……俳優渡辺裕之さん、原日出子夫妻をゲストに浦野光人会長とのトークショーと、試食会。50歳代以上の夫婦を中心とするシニア190名を招待。

   24年 新世代シニアと未来の食品……俳優の哀川翔さんと伊藤雅俊会長が対談形式でトーク。ホテルのシェフが作った冷凍食品アレンジメニュー試食会も。50歳以上のシニア200名を招待。

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