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今週の一本

●味の素冷食ギョーザに世界が注目、ANUGA食品展で  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:13/10/15号)

野菜と鶏肉入りをバイヤー評価

ポーランド産も投入開始

味の素冷食のコーナー
ギョーザの試食に次々トライしていた
 「ANUGA世界食品見本市2013」が5〜9日、ドイツのケルン見本市会場で開催された。味の素冷凍食品は「ギョーザ」を試食提案し、世界中から集まったバイヤーの注目を集めた。

 水産タイムズ社主催「ANUGA視察・欧州視察団」一行が同会場を訪れ、世界の食品事情の最新トレンドを把握するとともに、味の素冷食の反響を確認した。

 味の素冷食はヤマキ、アモイフード(香港)などとともに欧州味の素ブースに出展。「ギョーザ」をホットプレートで調理し、入場者に試食提案した。

 欧州では馴染みのないギョーザだが、焼き始めると周囲から試食を求める人が集まり、フォークで一口。「Fine」、「Great」、「Good」など好評価が相次いだ。「中にポークが入っているか?」という問いかけが多いのは、イスラム教信者ら宗教上の理由と考えられる。

 「中具は野菜とチキン」と説明すると「野菜が入っているのは大変いい。チキンも歓迎できる」と健康志向を反映した来場者の反応が強く表れた。

会場入りした日比専務
 出展スタッフの激励と会場視察に現地入りした日比聡専務(マーケティング本部長)によれば「試食したあと、ブース内に特設した商談コーナーに移り、詳しい説明を求める人が非常に多いのが特徴」という。

 日比専務もギョーザの焼き作業を手伝い、自ら入場者にギョーザを提案した。

 欧州で販売している味の素冷食のギョーザはタイのAFT(タイ味の素冷食、アユタヤ)で生産し供給しているが、業務提携したばかりのポーランドの協力工場「ヤボ社」でも生産を開始し、業務用ルートを中心に、一部は日本食スーパー等でも発売している。

 同展にはジェトロが日本パビリオンを開設し、調味料、ゆず、日本酒などを欧州市場にアピールした。

欧州で焼きそば、中国から供給する新モデル

欧州で発売開始した焼きそば
 味の素冷凍食品は欧州向けに、ギョーザに続く新アイテムとして焼きそばを今年から発売開始した。

 ギョーザはタイのグループ会社AFT(タイ味の素冷食)から供給しており、今年後半からは業務提携したばかりのポーランドの工場からも出荷開始しているが、焼そばは中国産。

 江蘇省連雲港の工場で生産した焼きそばはこれまで北米市場に出荷し、全米展開する大手スーパーチェーン等の売れ筋になっているが、今回は中国から欧州向けという新たなビジネスモデルの構築に踏み出したことを意味している。

 発売開始した「やさい焼きそば」は1食袋入り255g。具材は野菜のみだが、日照時間に限りがある欧州では野菜の摂取不足に悩む人が多く、野菜入り商品はむしろ歓迎される提案。

 欧州各国の消費を想定しパッケージ裏面ではフランス語、英語、ドイツ語、スペイン語の4言語で使い方を表記している。

 ANUGA開催を機に欧州入りした同社の日比聡専務(マーケティング本部長)によれば「海外市場の大幅拡大は現中期経営計画の大きな柱。既に欧州ではドイツ、フランス、イギリスに冷凍食品専門の営業社員を置き、市場拡大に取り組んでいる」という。

 主力のギョーザは業務用向けを中心に、日本食スーパーなど一部市販用でも販売。ほかにシューマイ、ごま手羽チキンなども欧州で販売し「売上げは順調に伸びている」(日比専務)。

 味の素グループは欧州で「親方ラーメン」ブランドのカップ麺なども手掛けており、欧州市場の掘り起こしに積極的。

本紙ANUGA視察団帰国

 水産タイムズ社は「アヌーガ2013参加 欧州食品事情視察セミナー」を3〜9日実施した。

 ドイツ・ケルン市で開催中のANUGA世界食品見本市で世界の食品の最新傾向を把握したほか、デュッセルドルフ(独)、パリ(仏)の食品スーパー、冷食専門店、外食店などを視察した。

 パリでは店頭で冷凍食品を購入し、キッチンスタジオで調理、試食検討した。

 メーカー、問屋から11名、現地合流のメーカー2名を加え計13名が参加した。

 本紙から佐藤巳喜夫常務が同行し取材した。

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