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今週の一本

●前川製作所、冷凍機ニュートン500台突破  井出万寿男 (週刊水産タイムス:14/08/04号)

フロン対策と省エネ効果で

出荷数500台を超えた冷凍ユニット
「NewTon」と開発の浅野取締役
 前川製作所(東京・江東区、前川正社長)の冷凍ユニット「NewTon」が2008年(平成20年)の発売以来、出荷台数が500台を突破した。

 圧縮、熱交換、制御の全てに最新技術を導入した高効率な冷凍機で、優れた省エネ効果が消費電力の削減を実現している。環境面でもエネルギー由来のCO2削減に貢献しているため、環境省やNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助事業に採用されたことも販売を下支えした。

 1号機は日水物流の川崎物流センター(東扇島)に導入。2020年のフロン全廃問題に対応する冷凍機として注目され、2008年は12台、09年40台、10年40台、11年90台、12年100台、13年100台と右肩上がりで出荷を伸ばしてきた。今年は200台以上の出荷を見込んでいる。

 NewTon事業部プラント営業担当の宮崎優部長は「2008年に正式販売した際には、自然冷媒の話をしても聞き入れてもらえず、なかなか採用話まで進展しなかった。実際に採用されるようになってからは業界内での口コミ、環境省の補助事業などが追い風になった。こんなに早く500台を達成できるとは思わなかった」と感慨深げに語った。

 技術面で開発当初から関わってきた浅野英世取締役は「500台達成は、むしろ遅かったくらいに感じるが、年間販売台数が200台に乗ったのは嬉しい。再来年には累計で1000台を超えるだろう」と語った。

 NewTonはオゾン層の破壊や地球温暖化を防ぐ自然冷媒のアンモニアでCO2を冷却する間接冷却方式を採用。熱特性に優れた冷媒アンモニアを機械室に閉じ込めて漏らさない構造を徹底して追求することで高効率と安全性に寄与している。また、遠方監視システムや保全診断システムなどのサービス体制もバックアップしている。

 2020年のフロン全廃にどう対応するかが問われている中、NewTonは地球にやさしい冷凍機として注目を集めている。

 これまでにF級冷蔵倉庫のほか、C級冷蔵倉庫や製氷工場、冷凍食品のフリーザー、さらにアイスリンクなどにも使われており、冷蔵倉庫では台湾やインドネシアにも出荷されている。

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