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今週の一本

●汚染水、外洋に流出  相模活 (週刊水産タイムス:15/03/02号)

全漁連、「重大な裏切り行為」東電に抗議

廣瀬社長(左)に要望書を手渡す岸会長
 東京電力福島第1原発2号機の原子炉建屋屋上にたまった汚染雨水の一部が雨どいなどを伝わって排水路に入り込み外洋に流出していた問題で、JF全漁連の岸宏会長と福島県漁連の野ア哲会長は2月27日、東京電力本店を訪れ、廣瀬直己社長に抗議した。その上で、▽説明責任を果たすこと▽汚染水対策の見直し▽情報公開の徹底――を申し入れた。
 岸会長は「全国の漁業者、国民への重大な裏切り行為だ」と非難し、「東電に対する信頼は全て失われた」と厳しい態度で臨んだ。

 汚染水対策として、原発建屋周辺の井戸(サブドレン)から汲み上げた地下水を浄化処理後に海に流す計画について、東電と地元漁業者の交渉は大詰めを迎えていたが、今回の流出で一気に遠のいた。野ア会長は「(東電との)信頼関係に大きなひびが入った。福島の漁業者は福島で生きていこうとしている。早く信頼関係を取り戻し、廃炉を進めてほしい」と要請した。

 廣瀬社長は「隠すつもりはなかったが、ご迷惑をおかけした。これまでの関係をぶち壊す結果になった」と頭を下げ、「二度とこのようなことが起こらないように対策を徹底する」と述べた。

 岸会長らはこの後、農水省の林芳正大臣、経産省の宮沢洋一大臣と相次いで面会し、国が東電を指導するよう強く求めた。

 林大臣は「2月25日に東電の担当者を呼び出し、厳重注意した。今後は全ての情報を公表するように指示した」と説明。宮沢大臣は「雨水が流れる排水溝にポンプを設置し、港湾内に流れるよう早急に対策を講じる」と話した。

 東電は昨年4月から外洋への汚染水の漏出を把握していたが公表せず放置、何ら対策を取らなかった。

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