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今週の一本

●マルハニチロ、新石巻工場 17年4月稼働   (週刊冷食タイムス:15/05/26号)

震災乗り越え 冷食事業拡大へ

 マルハニチロは石巻工場を移転し、調理冷食生産能力6600t/年の「新石巻工場」を宮城県石巻市須江地区産業用地に来年3月着工、2017年4月稼働する。敷地面積1万5155坪、建物面積2685坪、延床面積3403坪、鉄骨造2階建(一部)。投資額57億円。「ヤヨイサンフーズ独自の技術力に、マルハニチログループ最先端の技術力を加えた生産工程を実現する」(同社)という。

 宮城県庁で19日、村井嘉浩県知事、亀山紘石巻市長とマルハニチロの伊藤滋社長、横手貞明専務が出席し、工場建設に関する協定を締結した。

 新工場の稼働により、同社グループが成長分野と位置付ける冷凍食品事業の生産・供給体制を一層強化し「グループ全体での最適生産体制を目指して生産効率向上を図り、事業のさらなる拡大を図る」(同社)。

 新工場の従業員数190名。東日本大震災後、現石巻工場から他工場(札幌、山形、群馬、広島、熊本)へ異動した従業員に加え、ヤヨイサンフーズ気仙沼工場からの異動者を対象に、帰還希望者を募る。

 また、石巻市と近隣企業と共に災害時応援協定を締結し、災害発生時、復旧業務の役割を担うという。

 現石巻工場は1946年設立以来、同社グループ冷凍食品事業の基幹工場として事業発展に大きく寄与していたが、2011年3月の東日本大震災で被災し、生産設備が大打撃を受けた。残された建屋を改修し、事業規模を大幅に縮小し操業を継続してきたが、現在の所在地である門脇町が国の復興計画地に含まれ、同地区での事業継続が困難となった。

 そこで石巻市内に「新石巻工場」として最新鋭の基幹工場を建設する。

 マルハニチロの新石巻工場は、生産性向上と省エネルギー・環境対応を図り、品質管理とフードディフェンスも構築する。

 生産性向上へ、無人搬送車やロボット等の省人化設備を導入し、従業員の作業軽減と生産性向上を図り、従業員1人あたりの生産性を1.5倍に増大させる。

 省エネルギー・環境対応では、廃熱回収システムの導入、工場全体でLED照明の採用と、エネルギー使用状況をライン毎に「見える化」し、エネルギーを効率的に運用する。

 負荷変動に柔軟に対応して圧力を制御する省エネルギー型の自然冷媒冷凍設備も導入する。これによる電力消費は従来機比20%減。

フードディフェンス新システム

 品質管理とフードディフェンスでは、ICタグ、バーコードを活用した新生産管理システムを導入し、トレーサビリティー、賞味期限管理、配合ミス防止、作業手順逸脱防止とともに、IT機器を用いて工程、品質の管理のデータを自動記録し、ヒューマンエラーを未然に防ぐ。

 また、ICタグによる入退出管理、入場制限等のフードディフェンスに対応する。

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