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今週の一本

●冷凍ほうれん草の輸出入手続き簡素化  去石誠一 (週刊冷食タイムス:17/10/31号)

日中両国の努力実る

 2002年の残留農薬問題以降、煩雑化していた冷凍ほうれん草の対日輸出手続きが、中国国家質量監督検験検疫総局の規定修正により今月19日付で簡素化された。日本の厚生労働省も同日付で冷凍ほうれん草の輸入に関して、衛生証明書や生産・加工行程書の添付を求めないことを全国の検疫所に通知している。

厚労省と中国当局、凍菜協と土畜が連携

中国食品土畜進出口商会の
辺振瑚会長(北京市で)

 中国食品土畜進出口商会(北京市)の辺振瑚会長によれば、2002年の残留農薬問題以降、輸出入手続きが煩雑化していた冷凍ほうれん草の対日輸出手続きに関し「中国国家質量監督検験検疫総局の規定が今月19日付で修正され簡素化された」という。

 日本の厚生労働省も同日付で冷凍ほうれん草の輸入に関して、衛生証明書や生産・加工行程書の添付を求めないことを全国の検疫所に通知している。

 規定の修正については、9月27日寧波市で開催した中日冷凍野菜品質安全会議の席上、「近々正式に決定される見通しだ」と説明していた。

 土畜商会の辺会長は、今回の措置について「中国当局と日本の厚労省、輸入冷凍野菜品質安全協議会が交流を続けてきた成果だ」と評価している。

対日輸出、生鮮野菜49万t、冷凍野菜28万t

 辺会長は「2016年の中国産生鮮野菜の輸出総量は523万tで、うち対日輸出は49万t。冷凍野菜の輸出総量は93万tで、対日輸出量は前年比5%増の28万tと輸出総量の約30%を占めている」という。本紙記者が同商会を訪問し、中国産生鮮野菜と冷凍野菜の輸出状況について話を聞いた。同商会は「中国のジェトロ」と例えられる。

 中国税関統計によると、2016年中国産生鮮野菜の輸出総量は523万t、輸出総額は52億ドルだった。このうち対日輸出量は49万t、輸出額は3.5億ドルに達している。16年通年、生鮮野菜は総計144カ国・地域へ輸出し、輸出額のトップ5は@ベトナム(72万t、7.2億ドル)A香港(81万t、7.1億ドル)Bインドネシア(49万t、6.9億ドル)Cマレーシア(61万t、4.8億ドル)D日本の順番。

 対世界輸出量のトップ3は@にんにく(151万t)Aにんじん・大根(71万t)Bたまねぎ(69万t)。日本は中国冷凍野菜における最大の輸出市場であり、対日輸出額は輸出総額全体の40%を占めている。16年、中国冷凍野菜はおよそ83カ国・地域に輸出され、輸出額のトップ5は@日本A韓国(30万t、2.3億ドル)Bアメリカ(10万t、1.1億ドル)Cドイツ(2万t、2785万ドル)Dイギリス(3万t、2771万ドル)となっている。輸出量トップ3位の品目は、冷凍その他の野菜(65万t)、冷凍ほうれん草(8万t)、他の冷凍豆類(6万t)。

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