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今週の一本

●不二製油、植物性食は新時代へ  木村健 (週刊冷食タイムス:18/03/13号)

清水社長「持続的な世界の実現に」

 不二製油グループ本社は同社の植物蛋白食材や豆乳クリームなどを使った「植物性食」(Plant−Based Food=PBF)の最新事情を紹介する「植物性食新時代〜発表会・試食会」を8日都内で開催した。植物蛋白素材を使った唐揚げやカツなどを試食を交え紹介した。あわせて、大豆オリジンの新商品「BEYOND TOFU」の紹介も行った。

清水社長(中央)と鳥越社長(右)、
浦浜さん
うにやツナの巻き寿司、カツサンド、唐揚げ、チーズ、ティラミスも全て大豆が原料。
肉は一切使っていないという

 清水洋史社長は「本日はPBFSの実現に向けての第一歩」と語り、「今まではPBFカンパニーの位置づけだったが、これからはPBFソリューションへ大きく舵をきろうとしている。めざすソリューションは“おいしさと健康で社会に貢献すること”。当社の実質的創業者である西村政太郎(第2代社長)は50年先を考えてPBF事業に着目し“不断の革新を断行せよ”と語っていた」とその意義を訴えた。

 2050年には世界の人口が98億人になる。特に、食糧が不足気味のアフリカとアジアで増加する。このままでは食糧が足りなくなるといわれており、持続可能な食糧システムの実現には食肉中心の食生活からの転換が必要という考えが先進国を中心に広がっている。

 清水社長は「ベルギーのある都市は環境のために木曜日に肉を食べない条例を作った。こうした世界的な課題に正面から取り組める会社はそう多くないが、当社はその一つと自負している。これまで50年、大豆を中心とした技術を培ってきたが、売れないのはおいしくないから。いくら健康や環境に良くてもおいしくなければいけない。スターバックスのソイラテは、もともと牛乳を敬遠する人向けの裏メニューだったが、今はおいしいからという理由で一般的に飲まれるようになった。当社だからこそできるおいしさと健康を兼ね備えたPBFSがサステイナブルな世界をめざす現実的なアクションだと考えている」と決意を示した。

 同社マーケティンググループの富永友香里氏は、日本と米国の意識調査について「日本のミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭に生まれた10〜20代の若者)はおいしさが重要であり、アメリカは安全や環境が重視される」と報告した。

浦浜さん、大豆のウニに「びっくり」

 PBFSの実例としては不二製油の@肉のような食感を実現した大豆ミートA生クリーム・チーズのような豆乳クリームを紹介し、大豆ミートの唐揚げ、カツサンド、ツナや豆乳クリームから作ったウニ風ペーストを使った巻き寿司などを、試食を交え紹介した。

 大豆オリジンの鳥越淳司社長も参加し、植物性原料のみで作ったセミハードチーズタイプの新製品「BEYOND TOFU」2アイテムを紹介した。

 トークセッションに登場したモデルの浦浜アリサさんは、ファッションショーと新タイプの豆腐のコラボを3年間続けている経験から、「今回のビヨンドTOFUにはこれまでで一番驚いた。おいしく、いっぱい食べても罪悪感がない」と評した。

 ウニ風ペーストの完成度の高さも「食べてみて本当に驚いた」と高く評価した。

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