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今週の一本

●期待の新商品発表がスタート   (週刊冷凍タイムス:19/01/15号)

 冷凍食品の春季新商品発表がスタートした。味の素冷凍食品は主力の餃子、米飯、鶏から揚げをリニューアルして強化した。ニチレイフーズは業務用で肉汁を閉じ込める新技術を採用した真空タイプの「グレイビーハンバーグ」を発売する。マルハニチロの一押しは家庭用「厚切りロースカツ」。ヤヨイサンフーズは基幹商品のハムカツを大幅に強化した。

味の素冷凍食品、餃子、米飯、から揚げ改良
実売につなげる“修正”

「うす皮」、「肉汁じゅわ〜ん」などを強調したリニューアル餃子
 味の素冷凍食品は春の冷食新商品(市販用、業務用)を9日発表した。今春の業界最初の新製品発表。

 市販用では主力の餃子、米飯、鶏から揚げをリニューアル強化して市場活性化を図るとともに、おにぎり具材“おにぎり丸”に要望が多かった「豚の生姜焼き」を追加。ロングセラー商品「野菜たっぷり中華丼の具」は野菜を増量し、豚肉を加える。

 新商品として酒のつまみに少量パックの餃子、焼鳥、焼売を提案する。

 吉峯英虎社長はそのねらいとして「昨年、様々な商品を提案し、コンセプトは評価されたが、消費者の気持ちとはギャップがあった」と商品動向を分析し「今年はギャップを埋めるための修正を加え、我々も、流通も、利用客も満足するWin‐Win‐Winの関係を構築することで市場活性化に貢献したい」と説明する。

 「ギョーザ」は市場で不動の1位を守っているが、昨年秋の新製品「しょうがギョーザ」は発売直後ながら8位にランクインし「新製品としては別格の大ヒット」(下保寛常務・国内統括事業部長)となった。しかし当初ねらった売上げ伸び率には達していないのでリニューアルし、拡売を図る。

 「ギョーザ」のパッケージに「うす皮で肉汁じゅわ〜ん!!」と強調。野菜だけでなく肉も国産であることをアピールする。羽根のパリパリ感も含めテレビCMでこれを伝える。

 17年秋終売した「五目炒飯」は根強い評価と要望に応え「元祖 復活!」商品を投入する。塩味控えめで、鶏だしのおいしさをアップさせた。1袋400g。

 「具だくさんエビピラフ」は炒め炊き、バターの香り、具のおいしさを強調する。

じゅわん鶏ももはパッケージ変更

 昨年「ふっくら鶏むね」を加えるのと同時に商品名を「若鶏から揚げ」から「じゅわん鶏もも」に変えたが「この商品のロイヤルユーザーの声に応えて」(同社)より特徴が伝わりやすいパッケージに変更する。

 「ふっくら鶏むね」はパッケージに「話題のむね肉から揚げ」と追記する。同社によれば冷凍から揚げのもも肉市場は約450億円に対しむね肉は約174億円と差はあるが「むね肉はこれから伸びる」とする。

 “おにぎり丸”は定番メニューの「豚の生姜焼き」を加える。同シリーズは発売2年で既に約2000万個売れたが、購入率は2.6%しかないので「市場はもっと拡大する」と見ている。

 酒のつまみは@チャーシュー餃子(5個95g)A炭火焼鳥ねぎ塩だれ(104g)Bひと口焼売(8個120g)。全品レンジ調理。

ニチレイフーズ、グレイビーハンバーグに個包装追加
肉汁閉じ込める新技術採用

「RUグレイビーハンバーグ」
 ニチレイフーズは今春、業務用で「グレイビーハンバーグ」に真空タイプ(個包装)を追加する。ボイル調理でも焼きたてのような味わいを追求した。

 真空タイプにすると、肉にダメージを与えることになるため、既存のグレイビーハンバーグに採用している「ダブルベルトグリル」(両面高温焼き)、「マルチスチーム製法」(複数の温度での蒸し焼き)に加え、新技術の「塩練工程」、「ジューシーキープ製法」を加えて肉汁を閉じ込め、焼きたてのようなほぐれ感とジューシー感を再現した。

 「レストランユースグレイビーハンバーグ」として80・110・130・160gサイズと、デミグラスソース入りの140gタイプをラインナップした。

 コロッケは衣率30%以下の薄くて軽い衣と、じゃがいもの固形感・風味が感じられる「北海道産ほくほくじゃがいものコロッケ」を新発売する。牛肉入り、野菜、肉じゃが、かぼちゃの4品。

 高齢者施設向けにはボイル調理に対応した「ボイルでサクッとコロッケ」を新発売する。独自製法「衣革命」で中種の水分が衣に移行しにくいため、揚げたてのようなサクッとした食感を実現した。牛肉入り(1個65g)とかに入りのクリームコロッケ(同60g)の2種類で、3個入りと5個入りをラインナップし、小規模施設でも使いやすくした。

 冷凍野菜は「そのまま使える」シリーズに「オクラホール」、「きざみオクラ」を追加する。ベトナム産を使用する。

 業務用は新商品36品(常温4品含む)、リニューアル4品を、一部を除き3月1日発売する。

「特から」に三度揚げ製法を採用

 家庭用は「特から」をリニューアルし、これまでの2度揚げから3度揚げする「三度揚げ」製法を採用し、さらにカラっとした仕上がりに改良する。

 揚げる回数は増えるが、油調時間そのものをこれまでより短縮し、吸油率を20%抑えた。

 タイの工場に専用ラインを敷いた。

マルハニチロ、家庭用に「厚切りロースかつ」

食卓向け「厚切りロースカツ」
 マルハニチロは秋季新商品として家庭用冷凍食品15品、家庭用加工食品(缶詰・レトルト、フィッシュソーセージ、デザート等)17品、業務用食品(冷凍食品、介護食品等)39品、計71品を発表した。初年度58億4000万円の売上高をめざす。

 3月から全国発売する家庭用冷凍食品の新商品“おいしいおかず肉ガブッと!”シリーズ「厚切りロースカツ」は、豚ロース肉を使用、しっかりとした食感と旨味が楽しめる。簡便で即食性の高い食卓向け惣菜。お店で食べるようなぶ厚いとんかつが食べたい、というニーズに応える。30〜50代の男女がメインターゲット。4個140g。生産は新石巻工場。

 これまでの商談で反響が高いのは、“Letsベジランチ”シリーズ「ブロッコリー3種おかず」。彩りがよく、健康的なイメージで人気のブロッコリーを3種(ツナマヨサラダ、ごまドレマカロニ、バター炒め)の洋風おかずにして、小分けカップに詰めた。カップの底にたべもの豆知識(全54種類)を印字している。6カップ96g。生産は中国山東省の煙台日魯大食品。

 “新中華街”シリーズには「汁なし担々刀削麺」を発売する。濃厚なごまの風味に四川山椒が香る。特殊な切り刃を使って刀削麺の独特な形状を実現。もちもちの麺に濃厚だれがよく絡む。たれには香りのよい金ごまと、アーモンドチップを使用。辛さの中にもコクのある味わいが特長。具材に挽肉、チンゲン菜、筍を使用した。1人前288g。生産はマルハニチロ九州。

ヤヨイサンフーズ、ハムカツ大幅強化

 ヤヨイサンフーズは業務用冷食の新商品とリニューアル品あわせて34品を1日発売した。

 基幹商品のハムカツを大幅に強化。リニューアル品の「ガブうまハムカツ105」はハムの原木から見直して色合い、衣の結着、ハムの食感、衣を改良するとともに、従来の100gから105gにボリュームを高めた。さらに@惣菜パック販売を想定した角型の「リオナソーセージカツ100(チーズ)」とA産業給食弁当向けに半月形にした「ごちそうソーセージカツ50」を新発売した。

 米飯カテゴリーの強化もポイント。既存の「デリグランデ」よりボリュームが大きい1食270gの「博多明太子のクリーミィドリア」などを投入した。

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