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今週の一本

●イトーヨーカ堂、ノルウェーサバ強化  松田陽平 (週刊水産タイムス:19/06/10号)

サバ専門の売場が好評

「さば味噌煮」年間130万パック販売

サバ製品の販売動向について
説明する井上氏
 イトーヨーカ堂の井上浩一食品事業部鮮魚部シニアマーチャンダイザーは、「サバセミナー2019」で、ノルウェー産サバを原料にしたPB商品の販売動向や、一部店舗で展開中のサバ製品専門の売場「SABAセレクション」の導入事例などについて講演した。

 イトーヨーカ堂を含めたセブン&アイグループが販売するPB商品「セブンプレミアム」では、持続可能性や品質の観点からノルウェー産サバを使った商品に注力。大型サイズは「さばの味噌煮」(年間販売数量1300万パック)、「さばの塩焼」(同1150万パック)、小サイズは「サラダフィッシュさば」(月間販売数量16万パック)として展開している。

 「セブンプレミアム」の水産商品の中で最も売れている「さばの味噌煮」はイトーヨーカ堂でも販売好調で、今期の販売金額(週平均)は17年対比で17%増加している。週販売平均2万5000パックで、19年度は年間130万パックを販売する見通し。

洋風メニューの提案がカギ

 同社は昨年度からサバ製品の強化に取り組み、改装店・新店約10店舗でサバ関連商品専門の売場「SABAセレクション」を展開している。重点商品である「骨取り塩さば」(ノルウェー産原料使用)を中心に、缶詰やフレーク、しめさば、くん製など約20アイテムを展開している。

 井上氏は「来店客の滞在時間(店舗入り口からレジまで)は平均18分40秒と毎年30秒ずつ短くなっている。売場でメニューを考える時間を省いて頂くため、『骨取り塩さば』など簡便調理品(味付け済み、骨なし、フライパンで調理可能)を使ったメニュー提案が重要」と語った。

 「SABAセレクション」では、特に洋風メニューの提案に注力している。井上氏はその理由について「塩干品の中で、人気が低迷しているあじの開きはごはんにしか合わないが、塩さばは洋風メニューにも合う」として、サバカレーやサバサンドなど洋風メニューの提案を積極的に行い、好評を得ている。

 昨年度「SABAセレクション」を導入した改装店のさばカテゴリーの販売実績は前年比30.5%増と全社平均(15.2%増)を大きく上回っている。

 イトーヨーカ堂のノルウェー産サバの取扱数量は2020年度1020tと18年度(783t)と比べて3割増加を目標としている。部門(水産に加え惣菜)やグループの垣根を超えた原料共有を図り、扱い数量を増やしていく方針。

 井上氏は「お客様の一歩先を行く提案をすることでサバ製品の売り上げはまだ伸びる」と期待している。

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