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今週の一本

●タイ国内の販路を切り拓く  橋本武寿 (週刊冷食タイムス:19/11/19号)

日系メーカー、冷食や調味料で

バンコクで開いた液体塩こうじ講習会、
海外初
 タイ航空の機内食やCPセブンイレブンの弁当などに日本メーカーの冷凍食品や調味料が本採用され始めた。タイ国内の販路を切り拓く取り組みで、複数のメーカーが成果を上げていることを現地で確認した。(橋本)
 タイの市場で日系メーカーが販路を広げつつある背景に、円安バーツ高の進行(輸出環境の悪化)といった販売側の事情はあるが、消費者側の変化が何より大きい。タイ人の生活が徐々に豊かになり、もっとおいしいものが食べたいという本物志向が高まってきた。そこで日系メーカーの高品質商品が脚光を浴び始めた。
 ハナマルキはバンコク市内のABCクッキングスタジオで7日、タイ人主婦らを対象に特許商品「液体塩こうじ」を使ったミネストローネスープ等の洋食メニューづくり講習会を開催した。海外で同社初の試み。この催しが大好評をえた。反応の良さはABCクッキングスタジオの関係者も驚くほど。洋食にスポットを当てたことも奏功した。「タイ料理の講習会だと人が集まらない」(ABCクッキングスタジオ・タイの藤本真紀子マネージャー)。
 ハナマルキの平田伸行取締役は「来年もタイ開催を前向きに検討する」ことを決めた。
 同社の液体塩こうじは鶏肉や魚肉の加工用で、タイやベトナム等の食品工場に出荷されている。来年1月には液体塩こうじ専用工場のタイ工場が稼働する。同社は「タイで今後、業務用市場だけでなく、市販用市場も切り拓きたい」と方針を示している。
 今回のABCクッキングスタジオでの催しは、明治グループの関係者が視察した。

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