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今週の一本

●「ワンチーム」で水産改革  井出万寿男 (週刊水産タイムス:20/01/13号)

大水賀詞交歓会、白須会長「不漁の原因解明を」

挨拶する白須会長
 水産改革の実質的なスタートとなる令和2年。新年の幕開けを告げる7日の水産業界の賀詞交歓会(大日本水産会主催)では、主要魚種の歴史的不漁に見舞われた昨年の厳しい状況から何としても脱却し、水産日本の復活をめざそうとの機運に包まれた。来賓のスピーチからは昨年の流行語「ワンチーム」が相次ぎ、業界一丸となって局面打開に挑む強い思いが伝わってきた。
 白須会長は「水産業界の使命は持続的、安定的に水産物を供給すること。しかし、昨今は多くの魚種が不漁で、赤信号が灯っている。ぜひ不漁の原因を科学的に解明してほしい。そうしないと資源管理もできないし、対策も打てない」と訴え、「水産日本の復活に向けて全力を注ぐ」と力強く語った。
 鈴木俊一自民党総務会長は「イカ、秋鮭、サンマなど肝心の漁獲が芳しくない。水揚げの減少は加工、流通、冷蔵庫などすべてに影響する。今年ほど漁模様の回復を強く願う年はない。3000億円の水産予算をもとに反転攻勢を」と呼び掛けた。

岩井水産部会長「魚づくしの1年に」

 地元が宮城県の井上義久公明党副代表は「年明け早々、塩釜市場、仙台市場を回ったが、水揚げ減少に苦慮していた。今年はワンチームで改正漁業法、輸出促進法に魂を入れたい」と業界の結束を訴えた。
 自民党の岩井茂樹水産部会長は「資源回復と漁業の成長産業化に向け、あらゆる手段を講じて後押しする。サカナづくしの1年にする」と強い決意を示した。
 東京水産大学(現東京海洋大)出身で指折りの水産族議員でありながら、防衛大臣も務めた小野寺五典安全保障調査会長も「状況の変化に対応した水産業界の姿に変えていく時」と水産改革の重要性を強調した。
 江藤拓農水大臣は「3000億円を割ったら許さないという業界の並々ならぬ気迫を感じながら、財務省との折衝を続けた」と大臣折衝の厳しさを明かしつつ「漁業も農業も技術が基本。一度廃業してしまえば再びおこすことは極めて困難。今年の豊漁と操業の無事故を切に願う」と業界に心からのエールを贈った。
 大日本水産会の副会長を代表して乾杯の音頭をとったマルハニチロの伊藤滋社長は「水産業界を取り巻く状況は依然として厳しいが、我々は立ち止まっているわけにはいかない。日本ほど政官民が一体となっている国はなく、力を合わせ、運気を引き戻すための“実行元年”にしたい」と声高らかに杯を上げた。

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