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今週の一本

●キユーピー フレッシュストック事業に挑む  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:20/09/08号)

まとめ買い支援、業務用の知見生かす

 キユーピーはコロナで大きく変わる消費者行動と食ニーズに対応するため「フレッシュストック」事業にグループで挑戦する。青果、精肉、鮮魚、惣菜、日配などの低温売場専用商品として@調味料Aパッケージ惣菜Bたまご商品の3つの柱で取り組む。消費者が低温売場でまとめ買いした商品を冷蔵庫にストック。日々の食事で手軽にフレッシュな味わいの料理を楽しめるラインアップを提案する。

チルド惣菜売場のイメージ
長南社長
藤原上席執役
 共働き世帯の増加にコロナの影響が加わり、消費者の買い物行動としてスーパーの滞在時間が短くなっている(=フロー型ショッピング)一方で、働く女性の平日の買い物回数が減っている(=ストック型ショッピング)ことに着目、ストック型ニーズの増加に対応する。
 青果、鮮魚・精肉、惣菜などでフレッシュストック売場の創出を働きかける。
 事業展開に当たっては同社がフードサービス(FS、業務用)事業で培ってきた調理現場のニーズやプロの味作りなどの技術を活かす。フェーズ1として今年秋からテスト販売を開始し、フェーズ2で来春本格発売。フェーズ3の2024年までに売上げ150億円規模に育成する。
 長南収社長と、新規事業開発担当の藤原かおり上席執行役員が4日、リモート会見で明らかにした。
 第1弾で取り組む惣菜売場向けの主菜「チキンと3種豆のトマトソース煮込み」は冷蔵で30日の賞味期間としたが、レトルトとの違いについて藤原上席執行役員は「作りたての煮込み感を残し、色調がいい」と説明した。

冷食にも注目、他社と協業検討

 「フレッシュストック」事業で、低温の一環として冷凍食品に取り組む考えについては藤原上席執行役員が「冷食ニーズが高まっていることはわかっており、ゆくゆくは取り組みたい分野」と前向きな考えを表明。
 長南社長は「冷凍食品がいま注目され求められているが、当社は冷食ウエートが大きくない。自社だけでは限界があるので、他社との協業により取り組みを進める」と語った。

調味料、惣菜、冷蔵ソースと卵

 キユーピーが新事業として今年の秋から取り組む「フレッシュストック」の第1弾は次の様な品揃え。
 【青果売場】@のせる野菜おろし大根A同きざみ玉ねぎ=200g、常温7カ月、9月16日から全国で、販売は(株)サラダクラブ
 【精肉売場】Bわたしのお料理おろし大根ゆず仕立てC同きざみ玉ねぎ醤油ペッパー=同、同、10月以降テスト、(株)ケイパック
 【鮮魚売場】Dわたしのお料理おろし大根ゆず仕立てE同きざみ玉ねぎだし仕立て=同、同、同
 【惣菜売場】Fあしたのお惣菜チキンと3種豆のトマトソース煮込みG同チキンと豆のごま豆乳クリーム煮込み=160g、冷蔵30日、8月末から首都圏でテスト販売中
 H同揚げ物にあうソースタルタルソースI同オーロラソース=80g、冷蔵4カ月、同
 Jそのままパクっと食べられるゆでたまご=1個、

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