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今週の一本

●R&D拠点を川崎に集約 「フローズンフード テック&デザイン ステーション」に  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:20/11/03号)

味の素、味の素AGFとシナジー

 味の素冷凍食品は点在していた研究・開発センターと生産本部生産技術開発部、同品質管理部の事務所を川崎市の味の素川崎事業所内に移転集約し「フローズンフード テック&デザイン ステーション」(FTD)を新設、10月1日業務を開始した。同時に味の素、味の素AGFのグループ3社のR&D拠点を集約したことになり、これまで以上にグループシナジーを発揮する体制を整えた。

R&D部門を集約した
「フローズンフード テック&デザイン 
ステーション」の外観
3階の官能評価室はグループで共有する
 10月27日現地で開いたメディア向け開所式で黒崎正吉社長は「グループの食品技術を最大限活用し、これまでの圧倒的なおいしさの追求に加え、次のステージとしてアミノ酸などを活用した健康栄養価値の向上にチャレンジする。家族とのつながりや調理する楽しさといった、人の気持ちに寄り添う冷凍食品の実現もめざす」と挨拶した。
 味の素グループのR&D部門を束ねる味の素の坂本次郎常務執行役員食品事業本部食品研究所長は「味の素冷凍食品が持つ優れた原料調達や製品開発、品質管理機能を活かすことで、味の素冷凍食品だけでなく、味の素の製品の高品質化にもつながると確信している」と期待を込めた。

免震構造4階建て、60億円投資

 同ステーションは免震構造4階建て。延床面積7400平方メートル。1階は設備実験室、2階が包装実験室。3階は一般分析室、微生物実験室など。海外のグループ工場で生産した製品も同所に取り寄せ、基準を満たしているかチェックするという。官能評価室は10ブースを設け、会議室、コミュニケーションスペースとともにグループ3社で共有する。4階はオフィス、調理室。投資額は既存施設の改修と合わせて約60億円。
 施設名称の「テック」は最先端を走るテクノロジーをめざし、「デザイン」は生活者の生活を常にイメージし、さらに貢献できるようにデザインするという意味を込めた。
 「センター」ではなく、「ステーション」にしたのは、国内外から技術者が集まり、研鑽して獲得したものを世界に展開するために出発する、というコンセプトを表現したため。
 味の素AGFはすでに移転済み。味の素冷凍食品は段階的にFTDに機能を移し、来年4月に完了する予定。
 線路を挟んだ向かいの敷地に味の素のR&D拠点があり、線路をまたぐ形でFTDとの連絡通路を設置する予定。
 メディア開所式には黒崎社長のほか、福元哲郎・下保寛両専務、佐野文彦研究・開発センター長、竹村加州男生産技術開発部長、橋本正実品質管理部長、石アカロリーナ真喜戦略コミュニケーション部長らが出席した。

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