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業界交差点

この人に聞きたい:第150回
(週刊水産タイムス:08/07/14号)

知力・体力で難問に挑戦

水産庁次長  山下潤氏

やました・じゅん 昭和27年3月3日生まれの56歳。東大農学部水産学科卒。水産庁で漁船課首席漁船検査官、企画課首席企画官、海外漁業協力室長、栽培養殖課長、遠洋課長を歴任。長野県出身。

 4日付で資源管理部長から水産庁次長となった。新しいポストに就くたびに「前任者が直面していた難問が一気に収束に向かう」とのジンクスがある。燃油高騰問題で漁業の存亡にかかわる大変な時期だが、「このジンクスが続いて、早く元の値段に戻るよう期待している」という。

 ――資源管理部長は2年に少し足りない在任期間だったが。
 「北方四島の銃撃事件に始まり、ミナミマグロの枠をめぐる問題などがあり、中前明次長に指導を得ながら対応してきた。中前さんは難しい事件に遭遇される中、しっかり対応を組まれてきたと思う。今までの経験では、前任者で大きな問題が起きた後、自分が就任すると、不思議と収束に向かった。漁業の存亡にかかわる燃油高騰の問題も、できることならこのジンクスが続き、燃油の値上がりがとまって元の方向に動いてくれることを願っている」
 ――しかし、これだけ燃油の価格が上がってくると対策は難しい。
 「気合と“負けてたまるか”のネバーギブアップ精神を水産業界にも持ってもらわなければならないし、水産庁としてもその覚悟で施策に取り組んでいきたい。燃油問題をどう乗り切るかが当面の最大の課題だ。知恵と体力とエネルギーで困難に挑戦していく」
 ――今までの様々な体質を改善、改革していく必要もあろう。
 「省エネは当然として、売ることの意識やコスト意識をより強めることが大切だ。これを乗り越えることができれば、日本の漁業の将来というのは、さらにグレードアップしたものになると思う」
 ――将来の水産業をどう描くか。
 「私自身、山育ちで漁業を知らないと言われてきたが、魚を食べることなら負けないとの自負がある。水産庁をはじめ、業界を挙げて日本の1億3000万人に水産物の供給を維持できる体制を構築していきたいと決意している」

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