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業界交差点

この人に聞きたい:第174回
(週刊冷食タイムス:09/01/13号)

V字型回復めざす

味の素冷凍食品(株)社長  進藤大二氏

 

価格アップ作戦展開

市販用主力8品改定し15%引き上げ
 味の素冷凍食品は3月期末で前年並まで売上げ回復を進め、これを前提として「新年度はV字型回復をめざす」と進藤大二社長は強い意気込みを8日示した。営業利益は前期実績以上の着地を期待する。“V字型回復”を実現するため、安全安心対策を含む商品の価値をさらに高めるとともに、価格アップを図る「バリュークリエイト」(VC)作戦を展開。第1弾として市販用主力8品を商品改定し、ユニットプライス平均で15%の価格引き上げを見込む。「冷食売場に元気を取り戻すために価格アップは不可欠」と判断し、値下げムードが高まる市場環境の中であえて売価アップに取り組む。

「おいしい安心、自社工場から」訴求
 VC作戦の第1弾としてギョーザなど市販用主力8品で指定農場原料比を上げたり、えび比率をアップ、一部商品は若干の容量減などを行ない、ユニット価格平均で15%高をめざす。
 VC作戦の対象はギョーザ、プリプリのエビシューマイ(名称変更)、野菜たっぷり中華丼の具(2個)、それいけ!アンパンマンポテト、お弁当あらびきジューシーハンバーグ、ジューシーメンチ、カップに入ったエビのグラタン、エビピラフ430g(容量変更)。
 安全安心品質を担保する一環として、新たなブランドロゴ「おいしい安心、自社工場から」とパッケージに具体的に表記する。

「おいしい安心、自社工場から」と新たにブランドロゴを設定しパッケージに表記、原料の安心感も改めて訴える。
 原料の安心感を訴求するため主原料については「指定養殖のエビ」などの表現もパッケージに明記する。
 少世帯需要を意識し、餃子、えび焼売は8個入り、エビピラフは200g袋など小容量品も打ち出した。
 業務用は“おいしい安心品質+α”をテーマに、外食にはプロ品質、惣菜には健康素材、給食には安心価格をアピールする。
 大量の広告宣伝や売場店頭活動、HP・パッケージ等の情報開示を通じ、市販用、業務用とも顧客コミュニケーションを深める。
 昨年の天洋事件発生を機に取り組んだ安全安心対策は「間違いではなかった」(進藤社長)とし市場から姿勢を高く評価されている点を裏付けとして示した。
 厳しい市場環境の中にあるが、これまで取り組んできた「新・安心品質」の施策と取り組み姿勢が流通、売場サイドから強く支持されており、これに伴って、懸案の市販用で需要を徐々に取り戻している。
 秋口に一時再び落ち込んだが、12月単月の市販用は前年並まで回復。期末には市販用4%減に対し、業務用で4%増と下支えし、合わせて前期と同じ売上げを見込んでいる。
 新年度はグローバル化も一段と推進する。欧米、中国を中心に海外販売で「09年度中に100億円を達成、中期計画最終の2010年度には130億円程度まで引き上げる」(進藤社長)。
 味の素は創業100周年を今年迎え、グループ全体で大掛かりな販売拡大策と企業イメージアップキャンペーンを展開する。

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