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業界交差点

この人に聞きたい:第209回
(週刊水産タイムス:09/09/21号)

水産会社として当然の事業
市場での高評価を期待

株式会社極洋 社長  福井清計氏

 

 ――まずは「本まぐろの極」の初出荷、おめでとうございます。
 福井社長 有難うございます。鰹・鮪事業の強化は今年4月スタートした中期経営計画「キョクヨーグループ チャレンジ2012」の柱の一つ。マグロ養殖事業も水産会社としては当然やるべき事業だと思っていたことなので、初出荷を迎えて正直ホッとしている。2007年7月にゼロからスタートし、現場が本当に良くやってくれた。地元のJFすくも湾漁協、大月町、宿毛市などの協力・支援にも感謝している。社員ととともに喜びたい。

 ――市場での評価が気になるところ。
 福井 とにかくキョクヨーが育て上げたマグロ。キョクヨーなりに勉強して、構築した養殖技術を生かしたマグロの自信作でもある。マーケットでの高評価を期待している。

 ――キョクヨーマリンファーム安満地事業場の目の前の海は、5〜6mはある水深でも底がはっきり見え、魚の泳ぐ姿が手に取るように分かった。ものすごい透明度の高さが印象的だった。
 福井 「本まぐろの極」は、恵まれた環境の宿毛湾の中で、できるだけ自然に近い形で育て上げたマグロ。エサもアジ・サバ・イワシ・イカなどの生餌を主体としており、いわゆる養殖臭さがないのを感じてもらえると思う。マグロ養殖は初めてだが、販売は長くやってきたので目利きはプロである。

 ――2年前から鰹・鮪事業を独立させ、四本柱としたが。
 福井 今回の「本まぐろの極」初出荷と、来月の第七わかば丸竣工(海外まき網船)で、さらに太い柱となる。水産商事・加工食品・物流サービスは他社にもあるセグメントだが、独立した鰹・鮪セグメントは極洋独自のもの。漁獲・養殖から加工・流通・販売と一貫体制を構築することで、こうした極洋らしさをさらに磨いていきたい。

 ――地域にあっても雇用機会の拡大になる。
 福井 国産という形で貴重なマグロを調達できるし、地域の産業、雇用の安定にもつながる。関係省庁や地域との連携を図りながら、大手としてかかわる意義は大きい。

 ――今後の販売方針は。
 福井 マグロは大トロ・中トロ・赤身と、部位によって市場価値が異なるため、きめ細かな販売体制が必要。当社の強みの一つである寿司事業にとってマグロ養殖事業を手掛ける意義は大きい。これまでの寿司種用として海外の生鮮・冷凍本マグロを扱ってきたが、国産生鮮本まぐろの「本まぐろの極」は重要な位置づけとなる。キョクヨーマリンファームにも加工場を設けたが、中央市場に丸投げといった方法はとらない。

 ――ヨコワの資源問題については。
 福井 当社も含め、本マグロ養殖事業を展開している業界全体で考えるべきこと。持続可能な漁業を維持していけるよう努めなければならない。
 会社として、ふ化事業にもアプローチしなければならず、単独で厳しければ、同業他社との連携、あるいは研究機関の協力を得ることも考えなくてはならないだろう。

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