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業界交差点

この人に聞きたい:第216回
(週刊水産タイムス:09/11/09号)

「鮮魚の不振は供給側の勉強不足」

(株)シジシージャパン 取締役副会長  川 一男氏

 

CGC川副会長が講演

 東京水産振興会は「第117回水産振興のための講演会」を5日、東京・豊海の東京水産会館で開催した。国内最大の共同仕入れ機構、シジシージャパンの川一男取締役副会長を講師に招いた。川副会長は様々なデータを基に小売業界の現状を示し、鮮魚の売上げ不振について「供給側の勉強不足が需要の減退を招いている」と指摘すると同時に、鮮魚販売の成功事例も示した。
 テーマは「社会、経済、環境変化で『動き』、『変る』 市場構造変動時代の流通業―『地域密着』『顧客密着』」。欧米や日本の小売業で業績1位の企業が絶えず入れ替わっている現実から、変化への対応がいかに重要かを説いた。ただし「店は地域顧客のためにある」という理念だけは変えてはいけないと力説した。
 また、総務省の家計調査における魚介類への支出が1990年の1万0551円から、2007年では6378円にまで落ち込んでいる現状と、日本チェーンストア協会の加盟企業の1平方m当たりの販売額が、店舗数の増加で2008年ではピーク時の3分の1近くに減少している実態を示した。要因の1つとして「スーパーの刺身には、わさび醤油をつけて食べる魚しかない。アジ1尾でも、ポン酢を付けたり、薄切りにしたり、炙ってみたり、おいしい食べ方がいろいろある。魚介類への支出が減っているのは、調味料の開発や食べ方を提案しなかったため。地域に密着し、顧客のための仕事をしていない」と分析した。
 成功事例として挙げた阪神髭定は大阪の阪神百貨店の地下に店を構えている鮮魚店。過去10年、年商30億円以上を維持し、1店当たりの売上高が日本一だという。対面販売を基本にしており、プロが驚く品揃えと、販売員が持つ高い商品知識が武器と紹介した

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