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業界交差点

この人に聞きたい:第268回
(週刊水産タイムス:10/11/29号)

往年の賑わい復活を夢見て

広島魚市場(株) 代表取締役社長  井野口 裕宣 氏

(いのくち・やすのぶ)日大理工学部を卒業後、広島マツダ、ヒロスイを経て広島魚市場に。昭和59年取締役、平成16年社長。全水卸副会長、同中国四国地域協議会会長、広島県魚市場連合会会長。69歳。

 水産物卸売業の精励とともに、市場の近代化、合理化への尽力などで、今年度の大日本水産会・水産功績者として表彰された。市場にあっては水産、青果、花きの3部門の取りまとめとして市場関係者の求心力醸成にも力を注いでいる。

 ――社長になって7年目。表彰は大きな節目になった。
 井野口 「大きな胸章をつけ、金屏風の前に立つなど、初めてのことなので非常に緊張し、身が引き締まる思い。これまで支えてくれた周囲の人に感謝している。白須敏朗会長の式辞がジーンときた。まさにそうだ、ますます頑張らなければとの思いを新たにした」

 ――いわゆるタタキ上げの市場人として今、感じるのは。
 井野口 「25〜26歳でこの世界に入り、魚肉ハムソーの営業担当からスタートしたが、当時は鮮魚にしても加工品にしても実によく売れた。まさに売れる喜びを満喫した。仕事も遊びも寝ずに頑張った。20〜30分寝ただけで、仕事に出たこともあった」

 ――「作れば売れる」「右肩上がり」の時代。
 井野口 「売りも買いも人間対人間。時にはケンカすることもあったし、上司から叱られる際も半端ではなかったが、それ以上に仕事そのものが楽しかった。何よりも活気があった」

 ――所詮、この業界はモノが売れなければ元気がでない。
 井野口 「できることなら今の若手に、当時の市場の雰囲気を少しでも感じてもらいたい、そんな思いでいる。時代は変わっても、広島の人たちに安全安心で美味しい魚を提供していくという使命は、当時も今も、そして将来も変わりはないのだから」

 ――魚食普及にも熱心だ。
 井野口 「子供たちによる模擬セリや、マグロの解体ショーなどが好評だ。子供が喜べば親もついてくる。市場や魚に親しんでもらうことが基本。こうした活動はすぐに成果が出なくても、継続していくことに意義があると思っている」

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