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業界交差点

この人に聞きたい:第296回
(週刊水産タイムス:11/06/27号)

形のないものだからこそ

ニッスイ・エンジニアリング(株) 代表取締役社長  藤本 健次郎氏

(ふじもと・けんじろう)昭和31年3月31日生まれ。北大水産卒。日本水産で一貫して水産畑を歩み、若い頃はスリミ母船に乗船。スリミ販売で頭角を現し、49歳で取締役。水産営業部長、水産事業部長を歴任した。

 日本水産の水産事業執行からニッスイ・エンジニアリング社長に転じた藤本健次郎氏。ニッスイ時代は水産畑ながら技術系も経験しており、「エンジニアリングと無縁ではなかった」という。藤本氏が言う「ニッスイの外にいることで見えてくる提案力」とは何か。

 ――社長就任の抱負は。
 「もともとニッスイに入社してから技術系を歩み、10年ほど船に乗った。当時、ニッスイ・エンジニアリング(NE)がスリ身プラントを製造し、それをニッスイが使ってスリ身を作り、日本に輸入していた。そう考えると、この会社とは縁があった。図面を見るのにも違和感はない」

 ――震災では地盤の良し悪しで被害に大きな差が出た。
 「地盤の重要性を改めて痛感した。工場や倉庫を建設する際、地盤をよく調査して、地盤に合った杭を選定する必要がある。杭を何本使うかでも強度に差が出る。当然、投資はかさむことになるが……」

 ――節電対策も重要。
 「自家発電機の設置を考えている。どの工場にも設置するのが望ましいが、緊急の際にすぐに発電機を移動できるような体制を整えたい」

 ――人材づくりは。
 「一人ひとりの社員と面接し、何が得意か、何に向いているかをつかんでいる。かつてはニッスイの出身者が多かったが、今はそうとは限らない。特に若手ほど外部から来ている人が多く、様々な能力を持っている。彼らをどう成長させていけるか。違う持ち味を出せる土壌を持っている会社だと実感した」
 「機械メーカーはいい機械を作り続けることでユーザーに貢献できるが、エンジニアリング会社は形のないもの、つまりはサービスを提供することになる。自分たちの会社がニッスイの外にいる意味を良く考えて、建築や地盤対応、防熱対策、冷凍技術など、専門的な知識やノウハウを武器に、常にリードして、次に必要とされるものを提案し続ける会社でありたい」

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