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業界交差点

この人に聞きたい:第299回
(週刊冷食タイムス:11/07/19号)

冷食の利益は適正か、考える

味の素冷凍食品(株) 代表取締役社長  吉峯 英虎氏

(よしみね・ひでとら)昭和53年味の素入社。冷食部9年。13年から米国味の素冷食。20年外食デリカ事業部長。22年執行役員。昭和29年鹿児島生、一橋大法卒。

10年後の事業像を目標に

 味の素本社の冷凍食品部で9年、米国味の素冷食(ポートランド)の最初の専任社長も経験。3度目の冷食担当だが「私の性格に冷食事業は合っている」。その性格は明るさそのもの。「めざすは世界に誇れる会社」。

 ――海外勤務を経験、冷凍食品事業を世界の視点で見ることも?
 吉峯 やっぱり味の素冷凍食品という会社を「世界に誇れる会社」にしたいですね。米国に5年勤務し、餃子、焼売、米飯などを現地販売店に提案しましたが、ここで思ったのは、品質、技術力とも日本の冷凍食品が実は世界トップレベルにあること。その基盤があったから米国味の素冷食はその後、高収益会社に転じました。「世界に誇れる」も数100年も先の話ではないなと。では「世界に誇れる」とは何か、まだ頭の片隅にしかないが、規模か、収益性か、プレゼンスか、地域性なのか。少なくとも日本で最も進んだリーダシップを発揮できるような会社になることが前提であることは当然です。

 ――冷食事業は3度目。
 吉峯 大阪の営業5年、本社食品部6年の後、冷凍食品部に9年。最初の3年は市販用、次に業務用を3年、後段3年は再び市販用商品を担当。海外事業部を経てアメリカ味の素冷凍食品に2000年から05年まで5年、そのうち4年間は社長。アミノバイタル、外食デリカ事業を経て今回が3度目の冷食担当。しかし、前任の進藤大二社長(現会長)が業界との強い接点を持っていたのと逆に、私はほとんど接点がなく、「吉峯って誰?」と言われてるでしょう。ただ、私自身は冷食事業にとても近しい印象を持っています。打った手に市場がビビッドに(生々しく)反応する。これは私の性格に合っていると思っています。3度目の冷食担当ですが、大変うれしい異動だったと受け止めています。

 ――社長として「是非達成したい」ことは何?
 吉峯 「世界水準の企業」の実現もその1つですが、冷凍食品の「利益率」について考え直したい。当社に限らず、わが国の冷凍食品メーカーの利益は適正なのか、改善すべきではないのか、ここに焦点を当て、取り組みたい。事業利益は次の研究開発に直結し、品質改善にもつながる。従って利益率アップは極めて重要な課題です。

 ――欧米の冷食メーカーの利益率は日本とケタ違いだ。
 吉峯 もう1つ、「あの会社はいい会社だね」と評価される企業作りも是非実現したい。「いい会社」とは何なのか、これを考えたい。特に震災で市場環境が大きく変わりつつあるいま、10年後の事業像に向かって何を手がけ、何が足りないのかを検討し、早急に着手するのが私のミッションです。10年後にはもっともっと元気な味の素冷凍食品と言われるような企業基盤にしていきます。

 ――震災後の動きは?
 吉峯 意外に早く復興するかと思っていましたが、原発で見えなくなっています。しかし復興需要は間違いなくあります。見えたことに着実に対処していきます。

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