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業界交差点

この人に聞きたい:第330回
(週刊水産タイムス:12/02/27号)

長崎おでんを全国区に

長崎かんぼこ王国副首相 杉永蒲鉾社長  杉永 清悟氏

(すぎなが・せいご)熊本学園大学経済学部卒業後、福岡県内の総合商社に約3年勤務。退社後、杉永蒲鉾に入社。平成16年に社長就任。昭和44年、長崎生まれ。趣味は映像編集やゴルフなど。

 長崎県最大手の蒲鉾メーカー、杉永蒲鉾の社長として県内蒲鉾業界をけん引する存在だ。建国1周年を迎えた“長崎かんぼこ王国”では副首相兼広報庁長官としてリーダーシップを発揮。王国が第一弾戦略商品としてPRする「長崎おでん」の普及に全力を傾けている。

 長崎県の「かんぼこ(蒲鉾)」と言えば揚げ蒲鉾。県内では生のまま食べるのが定番だったが、「昨年は県内のおでん消費が確実に増えた」と建国後1年の成果に手応えを感じている。
 長崎市内はもちろん、県内全域の飲食店に長崎おでんが普及し始め、賛助会員に配布される販促用ちょうちんを目にする機会が増えた。自身も毎晩のようにおでんを食べ歩き、SNSを通じて情報を発信している。
 王国に加盟する蒲鉾メーカーも各社「長崎おでん」を商品化。波及効果を受けて売上げを伸ばす企業が増えている。
 長崎おでんに対する期待は大きい。観光や飲食店など地域産業の活性化にも貢献し、県商工会議所もこの1年の取り組みを“成功事例”と高く評価している。
 王国は系統だった組織で構成されている。国王(田上長崎市長)の下に、首相・副首相、総務庁(事務局)・サポート庁・広報庁・製品開発庁・流通販売庁などを配置。県蒲鉾組合の青年部が中心に動いているが、市や商工会議所、長崎大学などがサポート役として周りを固めている。
 成功の要因は「チーム作り。行動力のあるチームが積極的に動き、限りあるPR予算を無駄なく有効活用している」。
 2年目の今年は勝負の年。「今年はとにかく露出機会を増やすのが目標。43万人の長崎市民にまずは食べて頂き、将来は“長崎ちゃんぽん”に負けない全国区の知名度にしたい」と意気込む。
 市内のねり製品生産額は約60億円。「10年くらいかけて100億円にまで成長させたい」と業界の発展に期待する。

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