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業界交差点

この人に聞きたい:第332回
(週刊冷食タイムス:12/03/13号)

米国で人気のスイートポテトに注目

コナグラフーズジャパン(株) 代表取締役社長  日野 庄弥氏

(ひの・しょうや)昭和32年12月石巻市生まれ、54歳。高校時代は野球、早大時代は米式蹴球部(アメフト)。平成13年母校米式蹴球部監督、2年目でリーグ初優勝。

価格競争からの脱却めざす

 コナグラフーズジャパンは、コナグラフーズ社の日本法人として2003年12月に発足。コナグラグループのポテト部門、ラムウェストン社のポテト製品を商社経由で営業、サポートする。日野庄弥社長に聞いた。

 ――米国コナグラフーズとの関係は。
 日野 かつてはコナグラ社の肉部門も一緒でしたが、今はポテト3大メーカーの1社であるラム・ウェストン社の100%子会社という立場です。我々が扱う最大品目もポテトですが、いわゆる凍菜3品や衣を付けたオニオンリングなどのアペタイザーも販売しています。米国のポテト企業は統廃合を繰り返し、かなり集約された産業に変貌しています。
 
 ――冷凍ポテトの年間取り扱い数量は。
 日野 ポテトだけで約14万t。2011年は年間36万tの冷凍ポテトが日本に輸入されていますから、ラム・ウェストン社のシェアは40%弱といったところです。大手FF(ファストフーズ)チェーン店以外に、いわゆるザラ場といわれる小口需要を新規に獲得し続けていますので、数量は確実に伸びています。凍菜3品の扱いは約8000t。大別してコーン50%、ミックス30%、ピース20%。

 ――世界的な異常気象や原料ポテトの高騰で、数量自体を大きく伸ばすのは難しくなっている。
 日野 米国では昨年のポテト作付面積が少し増えましたが、原料農家が安くは売らないうえ、ポテトより高く売れるエタノールへの栽培変更などが、原料価格上昇の一番の要因です。今年もある程度の値上げをお願いすることになるでしょう。この数年は、歴史的な円高で原料高を相殺してきましたが、これからは事情が違ってくるのは間違いありません。ポテトに限らず、凍菜3品についても状況は同じです。

 ――経済成長の著しい中国でもポテトの栽培・加工をスタートしているが。
 日野 中国のポテトマーケットは9万tといわれています。当社の販売先は日本国内だけですから、中国事業の詳細はわかりません。ただ中国では良い原料ポテトが育たず、中国国内で消費する数量しか畑はないようで、中国産冷凍ポテトが日本に輸入されるケースはないでしょう。
 
 ――いま注目している商材は?
 日野 米国で流行しているスイートポテトです。2010年ルイジアナにスイートポテト専用工場が完成、昨年から日本市場でも販売を開始しました。価格はフレンチフライポテトの2.5〜3倍と高いのですが、スイートポテトはカロチンや繊維質が豊富で、健康・栄養面で人気上昇中。FFやFR(ファミリーレストラン)、居酒屋ルートに提案しています。その他、客単価が高い有名ハンバーガー店や、日本生協連の共同購入商品にも入っています。

 ――めざすところは。
 日野 付加価値の高い「価値ある商品」を提案し続け、価格競争の世界からの脱却をめざしていきます。

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