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業界交差点

この人に聞きたい:第341回
(週刊冷食タイムス:12/05/22号)

全ては顧客の声に対応から

(株)大冷 代表取締役社長  齋藤 修氏

(さいとう・おさむ)国立宮古海員学校卒、商船勤務を経て、一時プロゴルファーをめざしたが、同社に転じ、専務から社長に。昭和26年9月山形生、60歳。

「楽らく」商品を全社の柱に

 天洋事件の08年を除き「骨なし魚」で04年から連続2ケタ増と独り勝ち。新規に立ち上げたミート事業も好調。秘訣を問うと「お客様の声に耳を傾け、お応えしただけ」と。気負いのない経営に得意先の支持が集まる。

 ――「骨なし魚」、躍進が続く。
 齋藤 前期も10%増の117億円と2ケタ増。そのうち凍ったまま調理できる特許技術を生かした「楽らくクック」シリーズが7割を占めるまで拡大しました。使ってみれば「楽らくクック」は凍ったまま調理するのに身質が柔らかく、加熱しても歩留まりが良く、食べておいしいと病院、高齢者施設で大変強い支持を得ています。

 ――「骨なし魚」、そのアンブレラシリーズの「楽らくクック」、どこまで伸びるんだろう。
 齋藤 お客様の声に素直に耳を傾け、常に改善を続けています。改善を続けている限り、伸び続けると思っています。「ここが困ってるんだよ」、「コレ、どうにかならんの?」というお客様の声にお応えするのが我々の仕事。「骨があっては患者さんが困る」という声に「骨なし魚」で応え、「冷凍した魚はうまく解凍できない、ドリップが出る」などのご不満に応えたのが「楽らくクック」。お客様の無理難題をちゃんと聞くことが大冷の開発姿勢であり、骨なし魚を開発した後藤健一常務(故人)から指導された最大のポイントです。冷凍水産加工品で原料からの完全履歴を開示しているのは当社だけですが、これも「安全安心」を求めるお客様に応える姿勢の1つです。

 ――特命商品開発プロジェクトチームを立ち上げたが。
 齋藤 特命商品開発本部長を務めていた後藤常務の遺志を継ぐため、営業、商品、技術開発の男女3名ずつで組織しました。ここでも「お客様との接点から商品を生み出せ」と命じています。新しい仕事がここから生まれそうです。

 ――「楽らくクック」に続く畜肉加工品の「楽らく匠味」(たくみ)も出足が好調のようだが。
 齋藤 これもお客様から出た不満を解消する提案です。冷凍畜肉製品を加熱すると固くなったり、獣臭が残ったり、使いにくいという指摘を聞いていました。入院患者が獣臭を感じると食欲が落ち、健康維持に影響する、という現場の声を聞いていました。「楽らく匠味」も凍ったまま加熱でき、柔らかさを持続します。また「ひき肉もできないか」という強い引き合いがあったので、新製品で「豚肩」と「鶏むね」を出しました。発売してすぐに動き始め、すでにリピートもたくさんいただいてます。

 ――「楽らく」が新しい姿に?
 齋藤 「骨なしの大冷」と呼ばれていますが、『楽らくの大冷』と言っていただけるように取り組んでいます。生つみれの「楽らく旨味」シリーズも好評です。これで魚、肉、つみれの3本が揃いました。さらに拡充します。

 ――協力工場を活用している。
 齋藤 “企画開発メーカー”をめざしています。開発こそメーカーの命。工場管理はISO22000を生かして進めています。

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