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業界交差点

この人に聞きたい:第352回
(週刊冷食タイムス:12/08/07号)

めざすは圧倒的bP

味の素冷凍食品(株) 執行役員 家庭用事業部長  竹内 秀樹氏

(たけうち・ひでき)昭和59年味の素入社。平成17年東京支社次長、20年関東支店長、21年九州支社長。7月現職に。早大商卒、昭和36年1月兵庫生、51歳。

価値高め適正価格で販売する

 味の素の大阪支社長に転じた本山浩氏に代わり7月1日付でマーケティング副本部長兼家庭用事業部長に就いた。順調な出世コースに見えるが「むしろこれまでは失敗だらけ」。それを自ら肥やしにはい上がってきた。

 ――生まれは兵庫だが……。
 竹内 親の転勤で、幼稚園を含め、高校までに8回転校しています。従って幼なじみがいません。新しい環境に溶け込むのは得意。周囲の人に良くしてもらい、つきあってもらう性格が幼い頃に形成されたんですね。もみにもまれ、踏まれて育ったからその辺は強い。

 ――営業畑を歩んでいる。
 竹内 その原点としていまでも忘れられないのが入社後4年間のスーパー店舗回り。同僚の若手営業は本部回りでバリバリ商談をこなしていましたが、私は店回りを命じられ、ひたすら売場に足を運ぶ毎日。そういう制度、体系づくりを試みる最初の年度だったようですが、歯がゆい思いの一方、現場で人間関係も学びました。

 ――大変珍しい経験。店頭で実は何度も顔を合わせてたかも。
 竹内 東京多摩地区のスーパーはみな知ってます。この経験から、私の原点は現場、となりました。価格では絶対に勝負しないという信念もここで固まりました。

 ――冷凍食品との接点は。
 竹内 四国支店家庭用グループ長(平成11年7月〜)の時代が冷凍食品の分社前で、私自身も冷凍食品を販売していました。

 ――今度は冷凍食品の会社で事業の先頭に立ったが。
 竹内 強くなってました。分社前に比べ、味の素冷凍食品は完全に自立し、味の素の1事業という位置づけ以上に強い部門に育っていたことに驚きました。社員1人1人が光り、輝いている。天洋事件を経て、強くなったんだと思います。意思決定も早い。

 ――いまの立場で、これだけはやり遂げたいと言えば。
 竹内 市販用冷凍食品で“圧倒的なシェアbP”にしたい。味の素では調味料で経験があるが、消費者に対するブランド提案力が不可欠。また、bPのポジションは、獲得したら絶対に落とせない。当社が圧倒的bPシェアを持つことが消費者にプラスとなり、業界にもプラスとなるよう、その責任を果たす考えです。市場分析によれば、大震災後、冷凍食品の家庭における利用は増えているようですが、どの家庭でも冷凍食品を使うまでには至っていません。まだまだ市場の掘り下げはできるはず。

 ――力強い指摘、しかしせっかく作った商品を安く売る体質も冷凍食品業界に根強くある。
 竹内 単身赴任の時代に冷凍食品にはお世話になりました。非常に価値ある商品です。その価値をさらに高め、価値に見合った価格で買っていただけるようにしたいですね。8月から市場導入する油・水なしの新「ギョーザ」、単身者でも、ホットプレートで家族団らんの食事にも失敗なくおいしく食べていただけます。これに続く商品も是非手掛けたい。しかも矢継ぎ早にできたら面白いですね。

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