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業界交差点

この人に聞きたい:第353回
(週刊冷食タイムス:12/08/14号)

やわらか魚も商品の柱に

(株)オカフーズ 代表取締役社長  岡 孝行氏

(おか・たかゆき)平成18年取締役就任。19年常務商品部長、21年専務営業本部長、昨年8月から現職。横浜市出身、法政大経済学部卒。昭和49年12月生まれ、37歳。

上海に販社、ベトナムで増産

 オカフーズは調理冷凍食品の「骨取り切身百選」、「築地グリル亭」、「築地いか本舗」のブランド商品3シリーズが順調に伸びている。新ブランドも投入する。その狙いや生産体制などについて岡孝行社長に聞いた。

 ――高齢者向け商品「『ふんわり』漬魚シリーズ(骨取り)」をテスト販売し始めた。
  今秋から本格的に販売し、ブランドの柱のひとつに育てます。『ふんわり』シリーズは飲み込む力が弱い方でも食べやすい柔らかさと、魚本来の旨味を追及しました。高齢者を中心に、魚をおいしく食べてもらいたいとの思いで開発。通常の切身より約40%も柔らかいうえ、魚の繊維を壊さない製造方法で、旨味を含んだ水分を保っています。サケマヨ漬、サケ西京漬、ホキタンドリー漬、赤魚粕漬、カラスカレイみりん醤油漬を揃えました。『ふんわり』を含め、ブランド商品の売上げ比率を7〜8割まで高めます。

 ――骨取り切身加工などを行なうベトナム・ダナンの協力工場の増産計画がある。
  それに先立ち、約2千t規模の当社の専用冷蔵庫を建設し、4月から稼働を始めました。加工原料は以前、協力会社の冷蔵庫に保管していましたが、スペース拡張と温度帯や品質管理の一層向上のため、当社専用の冷蔵庫を建てました。協力工場の増設については当社が協力会社に一部融資します。生産量は中計で2倍増の目標。まずは1.5倍増を図ります。

 ――東日本大震災で被災した協力工場の現状は。
  震災前に扱っていた商品を順次再開しています。三陸製品の年商に占める売上げ比率は震災前10%弱。震災後は中国やベトナム、千葉県船橋市の100%子会社工場、その他の協力工場で三陸製品分をカバーしましたが、その必要がない状態に戻ってきました。

 ――上海に独資で「欧珂(上海)食品有限公司」を立ち上げた。
  営業活動を5月からスタートしました。中国でも日本と同様の営業活動を行なっていきます。当社協力工場は主に山東省にあります。ここで製造した商品を中国で販売しますが、その売上高はまだゼロに近い。これを10年後には、中国を含む海外での売上げと国内の売上げを半々とするのが理想です。商品の味付けも現地のニーズに合わせることが必要で、市場をきちんと把握することが肝心です。国内外のマーケットを見極め、半歩先を読んで進み、あらゆる変化に対応します。ベトナム・ダナンの協力工場の生産量を増やす計画も10〜20年後に向けた海外販売の基礎づくりとなります。

 ――今期の売上げ目標は。
  前期とほぼ同じ65億円の見込みです。欧珂(上海)食品有限公司では2〜3億円の売上高の見込みです。加工原料の売上げは上海の販売会社に計上し、製品の売上げは本社計上です。国内外を合わせた売上高は増収の予想。ただし、今の経済環境からみて、売上げ追求より、組織の質の向上や経営資源の最適な配分に取り組むことが重要だと考えています。

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