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この人に聞きたい:第401回
(週刊冷食タイムス:13/07/30号)

変わらなければ生き残れない

(株)マルハニチロ食品 代表取締役社長  坂井 道郎氏

(さかい・みちろう)昭和46年日魯漁業(ニチロの前身)入社。平成13年取締役、15年常務を経て、統合で現職。昭和23年10月1日生まれ、64歳。宮城県塩釜市出身。東北学院大学経済卒。

生産基盤と組織の再編急ぐ

 来年4月のグループ5社統合を控え、着々と準備を進めるマルハニチロ食品。「流通や問屋が再編で巨大化していく中、メーカーも変わらなければ生き残れない」と社内に向けて意識改革を求める坂井道郎社長に聞いた。

 ――旧ニチロと旧マルハの統合から6年目に突入した。
 坂井 2008年に2社が統合し、マルハニチロホールディングスの食品事業会社としてスタート。第一ステップの統合効果はすぐに表れ、食品事業セグメントはずっと増収増益で推移してきたが、第二ステップに向かう直前の11年3月に東日本大震災が発生し、基幹工場の石巻と仙台を失いました。

 ――失ったモノは大きい。
 坂井 その後は震災からの復旧復興に追われ、中期3カ年経営計画「ダブルウェーブネクスト(2011−13)」は1年据え置く形。工場移管等で何とか乗り越え、売上高はほぼ戻ったが、利益はまだ厳しい。前期はシェアを戻すのに奔走した1年でした。早いところで半年、遅くとも10カ月で供給は戻せたが、かなりの力仕事になりました。

 ――7月にヤヨイ食品を完全子会社化した。
 坂井 流通や問屋が再編で巨大化していく中、メーカーも変わらなければ生き残れません。最低でも1500億円の売上高は必要。ヤヨイ食品は当社グループを活用して生産体制を再編、今期売上高285億円、営業利益8億円を予算化できるまで業績を戻しています。

 ――来年4月のグループ5社統合に向けた工場再編は?
 坂井 1工場当たりの生産金額で100億円程度をめざせと指示しています。ですが150億円程度まで、それ以上はリスクが高まる。今期は食品セグメントで売上高3200億円。うち冷凍食品は1500億円、加工食品700億円。生産基盤を整備します。

 ――組織の再編は。
 坂井 今は縦割り組織だが、開発・技術・生産を横断的に連携させる方向に持っていきます。冷凍、チルド、常温の全温度帯で顧客が求める食品を提案できる体制を整えます。段ボール箱やトレーのダウンサイジングなど、グループ共通の課題を共有化してコストダウンを図る「構造検討会」で、すでに議論を進めています。

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