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業界交差点

この人に聞きたい:第456回
(週刊冷食タイムス:14/09/02号)

水産基盤に食品、養殖も

金子産業(株) 代表取締役 社長執行役員  金田 進氏

(かねだ・すすむ)昭和46年日水入社。名古屋支社長、家庭用食品部長、取締役広域本部長等を経て食品事業統轄。常務執役から取締役専務。6月現職。昭和24年1月下関生、水産大製造卒。

原料からの一貫事業、100年前から

 日本水産の食品部門の“顔”として長年活躍。日水グループの中でも歴史があり、しかも極めてユニークな事業展開をする金子産業に今年6月末から転じ、社長。豊富なキャリアを生かし、新天地で再び燃えている。

 ――日本水産の食品事業執行からの転進、慣れました?
 金田 日本水産は各部門が金子産業と深い取り組みをしており、その実態は来る前から理解してましたが、実際に着任し、ここ(佐賀県唐津市)に住んでみると“なるほど”ということがたくさんあります。面白いですね。

 ――冷食もあれば、養殖も、冷蔵倉庫も……。
 金田 主要事業は冷凍食品とチルド加工の食品(構成比45%)、長崎県内に6事業所を配する養殖(40%)、2カ所ある冷凍冷蔵庫(32%)、養殖用に手掛ける飼料(15%)、船舶に燃料を供給する石油(29%)の5部門。総取扱高は約140億円です。

 ――数字が合わない…?
 金田 構成比を単純に積み上げると160%になるはずです。それだけ社内販売が多いという意味です。飼料は養殖部に売り、養殖餌・加工原料などは冷凍冷蔵部が扱っています。相互に事業が絡み合っているのが特徴です。資本関係はないが、東洋漁業という巻き網漁労会社とも一緒に事業展開しています。

 ――水産を基盤とする総合事業会社、ミニ・ニッスイとも言えそうな……。
 金田 長崎県平戸市生月町でいわし巾着網漁業を明治38年(1905年)に開始したのが金子産業の創業。その点ではニッスイより長い歴史を持っています。2012年4月にニッスイ100%出資の新生・金子産業としてスタートしています。

 ――漁労から冷蔵、食品加工という一連の流れは、原料からの一貫管理を追求する日水の仕組みにも似ている。
 金田 「インテグレーション」という言葉が生まれる前から金子産業は取り組んでいたわけです。産地を生かした事業基盤を築き上げた創業者、先達の先見性に脱帽です。主要魚種のあじでは漁獲した原料から捨てるところがない完全活用を実現。フレッシュ、冷凍ともに伸びてます。日水がまぐろの完全養殖を成功させた裏には当社唐津の生産拠点も関わっています。

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