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業界交差点

この人に聞きたい:第487回
(週刊水産タイムス:15/04/13号)

生エソ100%にこだわり

大和蒲鉾(株) 代表取締役社長  伊藤 健治氏

(いとう・けんじ)昭和25年、仙崎生まれ。日本大経済学部卒。山口県内の蒲鉾メーカーで2年間修業した経験も。平成5年に2代目社長に就任。

 今年の全国蒲鉾品評会で栄えある農林水産大臣賞を受賞した大和蒲鉾の「華焼き」。同社はこれまで幾度も蒲鉾品評会で大臣賞などを受賞している常連だ。
 山口県長門市仙崎に本店を構える。近くには山口県の観光名所として知られる「金子みすゞ記念館」があり、こだわりの蒲鉾を求める観光客が本店を頻繁に訪れる。
 同社は歴史ある仙崎蒲鉾の伝統製法にこだわり、新鮮なエソを原料にした焼き抜き蒲鉾を生産している。冷凍スリミは一切使用せず、原料はすべてその日に水揚げされた生のエソのみを使用している。
 本店近くの仙崎漁港と下関漁港で毎日エソを買い付け、加工場でさばいている。生の原料しか使わないため、生産数量は限られる。
 「売り切れで店に商品が並んでいない時もある。シケでエソの水揚げがなく、蒲鉾の生産ができないことも珍しくない」という。
 仙崎蒲鉾は昔からエソを原料に作られてきた。
 「エソのスリミはグチよりしなやかで上品な味。加工もしやすく、すり上げた時のソフトな弾力が特徴」とその魅力を語る。
 エソの原料相場は季節によって変動が激しく、「最需要期の12月になると2〜4万円に跳ね上がる」と原料調達に苦慮している。
 また、12月単月の売上げ比率が高く、平月の売上げアップが大きな課題となっている。
 「平月の柱となる商品の開発が必要だが、冷凍スリミを使うのは難しい。生原料を使った通常品と大きな差が出る商品は販売できない」とジレンマを抱える。一部、生エソの二番肉を使った商品を県内のスーパー向けに販売している。

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