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業界交差点

この人に聞きたい:第537回
(週刊水産タイムス:16/04/25号)

「人のために汗」で交渉有利に

水産庁 資源管理部審議官  太田 愼吾氏

 

 これまで主に国際畑を歩いてきたため、外国との交渉力には定評がある。前審議官の遠藤久氏(現水産研究・教育機構理事)も「彼なら心配ない」と太鼓判を押す。

 新ポストでは、大西洋まぐろ類国際保存委員会(ICCAT)や中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)、インド洋まぐろ類委員会(IOTC)に加え、ニホンウナギの国際協議も担当する。

 「日本の遠洋漁業は昔に比べ縮小したが、それでも世界中に100隻ほどの日本漁船が操業している。資源の持続的管理を図りながら、日本漁船の操業機会をどうやって拡大していくかを考えたい」と抱負を語る。

 今回担当する中でWCPFCのみ初めて。「資源の減少が深刻な太平洋クロマグロやメバチに加え、(中西部太平洋の赤道付近での漁獲が急増し)日本近海への回遊量が激減しているカツオと、重要課題が目白押し。全力で取り組む」と張り切る。

 ニホンウナギの保護に向けた国際的な枠組みづくりは、暗礁に乗り上げている。日本と中国、韓国、台湾は2014年に養殖量削減で合意したがその後、利害関係の対立が表面化し足並みはそろっていない。「(前職の)漁業資源課長の時から関わっているので、停滞を打破し前へ進めたい」と難題にも挑む。

 国際交渉を有利に進めるには「人のために汗をかくことが重要」と考える。「自分が損をしない範囲で人のために普段から仕事をしていれば、本当に困った時に助けてくれる。まさに『情けは人のためならず』ということをこれまでの経験から学んだ」という。

 北大水産学部水産増殖学科卒。4月から現職。大阪府出身、54歳。

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