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業界交差点

この人に聞きたい:第557回
(週刊水産タイムス:16/09/26号)

「沼津」ブランドの復権へ

羽野シーフーズ(株) 代表取締役  岡本 隆之氏

(おかもと・たかゆき)

 今年4月に地元の銀行を定年退職し、干物メーカーの社長に転身した。

 羽野水産(静岡・沼津)の子会社として干物の製造・販売を行う同社は、平成4年に羽野水産の加工部門が分離・独立した。

 同社の代名詞ともなっている「銘茶干しひもの」は、味付けの工程で静岡県名産の緑茶の煎出液に浸けこむことで、酸化を防ぎ、魚特有の臭さを抑えているのが特長。冷めても身が柔らかいと好評で、20年以上愛され続けている。

 同社の干物製品の販売先は生協や量販店が中心。東は東北から西は中国エリアまで、幅広い地域に販売している。

 課題は原料調達。国産は魚種によって生産が安定せず、輸入物が中心。

 「主力のアジ開きは国産原料の比率が高いが、サバや赤魚は輸入原料」。

 「銘茶干し」に続くヒット商品をねらい、「減塩ひもの」を開発。今春から発売している。既存の干物と比べて塩分を40%カットした。

 「おいしさにこだわり製品化にこぎつけた。塩分が気になる干物好きの方に最適。量販店でも減塩コーナーを設置する店が増えており、徐々に販売を広げていきたい」と期待する。先日行われた築地市場での年末展示会にも参加。「来場者からの反応は良く、一部商売につながった」。

 かつて300社以上あった沼津の干物メーカーも現在は80数社まで減っているという。

 「干物の産地として沼津は有名だが、昔と比べると圧倒的な存在ではなくなっている。沼津の干物の名をもう一度全国に広めたい」と意気込んでいる。

 昭和31年生まれ、静岡県浜松市出身。慶応大学法学部卒。

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