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業界交差点

この人に聞きたい:第596回
(週刊冷食タイムス:17/07/11号)

水産と食品で利益半々ずつ

(株)極洋 専務取締役  井上 誠氏

(いのうえ・まこと)昭和55年の入社以来、主に水産商事・食品関連業務に従事。平成22年大阪支社長、24年取締役に。27年調理冷凍食品部長、常務に。6月27日付で現職。昭和32年12月5日生まれ、59歳。横浜国立大卒。

直系工場フル稼働し目標達成めざす

 6月27日の株主総会・取締役会で常務から専務に昇任した。2021年3月期までに営業利益60億円をめざす中、主力の水産と食品で25億円ずつ稼ぐ。

 ――常務から専務に昇任し、まずめざすところは?
 井上 水産と食品の両部門の利益を半々に持って行きます。食品部門は今まで買い付けが多かったのですが、東京五輪開催年度までに「工場を中心としたメーカー志向」へと転換を図ります。当社の強みは「魚」であり、取引先から求められているのも魚を主体とした商品開発です。

 ――2021年3月期までのあるべき姿として、営業利益60億円を掲げているが。
 井上 営業利益目標60億円のうち水産と食品が25億円ずつ、残り10億円は鰹鮪・物流・その他で稼ぐ計画です。塩釜工場のさらなる生産性の向上・改善で、利益目標を達成します。

 ――食品の製造面はどうする。
 井上 直系の塩釜工場(宮城県)、キョクヨーフーズ(愛媛県)、サポートフーズ(北海道)、KUE社(タイ)を中心に伸ばします。主力の塩釜工場はアイテム増や稼働率アップなどで、今期は8割増の6600tを計画。4月485t、5月500tと順調に稼働しており、計画をクリアする勢いで推移しています。

 ――かに風味蒲鉾のキョクヨーフーズは。
 井上 2年前に3200tだった生産が4500tに拡大。今のペースで需要が伸びると、年末には5000tの生産能力を超える見込みで、第二工場増設を検討する必要がありそうです。刺身商材や寿司ネタも伸長を続けている他、骨なし魚も順調。極洋全体で買付け商材は海外6割、国内4割といったバランスです。

 ――海外はどこに力を入れる。
 井上 タイとベトナムです。タイの工場は増産する要素が十分にあります。鮭のスライスはタイではなく、チリでやる方が良いという議論もありますが、タイで獲れるいか、えびも期待できます。ベトナムの協力工場は一部投資して切り身を委託加工しています。タイよりも人件費が安いベトナムでの仕事はまだ増えるでしょう。その反面、中国での生産は相対的に下がっています。

 ――家庭用冷凍食品事業の販売動向は?
 井上 事業参入してから3年目。1年目は8億円、2年目に13億円、今年は25億円が目標。今は9アイテムですが、年内に13アイテムに増やし、品揃えの充実を図ります。

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