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業界交差点

この人に聞きたい:第606回
(週刊冷食タイムス:17/09/26号)

新石巻工場は順調に稼働

マルハニチロ(株) 執行役員生産管理部長  山口 龍一氏

(やまぐち・りょういち)昭和55年大洋漁業(同社前身)入社。平成18年マルハグループ本社環境品質保証グループ長などを経て、22年石巻工場長、27年大江工場長、今年4月現職。昭和32年11月14日生まれ59歳、横浜出身。

全体の生産再編は新中計で

 マルハニチロの山口龍一執行役員に、今年4月に竣工した冷凍食品の基幹工場「新石巻工場」の近況、人手不足対応、フロン問題などについて話を聞いた。

 ――新石巻工場の稼働状況は。
 山口 大勢のお客様に工場へ来てもらい、注文を頂き、全従業員が気張って生産に取り組んできました。8月以降は計画以上に進捗、秋冬新商品2品が加わったこともあり、順調に稼働しています。

 ――人手は足りているのか?
 山口 旧石巻工場の被災直後、150名ほどの従業員が残ってくれました。新工場稼働に伴い、他のグループ工場で頑張った人たちも戻り、新たに加わった60名の従業員と共に、かつてのDNAはきちんと引き継げました。想定した人員は確保できており、夏からフル2直体制で稼働しています。

 ――最新鋭の設備を導入した。
 山口 当社グループの基幹工場として積極的に自動化を進めるため、不定形の仕掛品などの充填行程にもロボットを導入、無人搬送機も活用して、従業員1人当たりの生産性は旧石巻工場の1.5倍にアップしています。今後さらなる安定稼働に向けて技術に磨きをかけていきたいと思います。

 ――人手不足は悩ましい問題。
 山口 当社に限らず最重要問題でしょう。(原料などの)自動選別装置やロボットの進化、IoT導入など、生産性向上に向けた夢は大きく広がりますが、一方でそれを使いこなす人の能力開発が急がれます。1人当たりの労働時間を短縮しつつ、ライン稼働時間を維持または増やすには、きめ細かいシフト対応が必要。また「この人が不在だと出来ない」仕事をなくすための多能工化が必須です。

 ――生産体制の見直しは。
 山口 多数のアイテムを分散した工場で生産すると、人とノウハウが分散し生産改善が進め難い。古い工場は密集した製造ラインが多く、スペースの制約でロボット等が導入できないケースもあります。基幹工場には最新設備を導入し能率改善を進め、それぞれの現場で生み出される知識とノウハウを進化するインターネット情報技術で集約し、工場間で標準化して水平展開を図ります。これらの情報はこの後、AIの活用で飛躍的に有効活用できます。新中期経営計画ではこれらを含めたグループ全体の生産革新を織り込みたいと考えています。

 ――フロン問題について。
 山口 2020年の指定フロンHCFC製造中止を念頭に、代替フロンへの切り替えを進めていますが、半数も終えていません。情報を集めながら粛々と進めます。

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