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業界交差点

この人に聞きたい:第667回
(週刊冷食タイムス:18/12/18号)

頼らず貢献する精神で

(株)久世 代表取締役会長  久世 健吉氏

(くぜ・けんきち)昭和45年、父が創業した同社に入社、平成2年社長。13年ジャスダック上場を果たす。19年「外食アワード」を受賞する。29年6月息子の真也氏に社長の座を譲り会長に就任。早大商学部卒。73歳。

JFSA加盟控え期待と覚悟

 久世はJFSAに来年4月加盟する。久世会長は「加盟して得るものは大きいと思いますが、それ以上に自社の足腰を鍛え貢献したい」と語る。

 ――JFSA(日本外食流通サービス協会)との縁は?
 久世 サトー商会とはかなり以前から同業者として付き合いはありましたが、佐藤正之会長とは同じ二代目だし、私は73歳、佐藤さんは70歳と年齢も近いので親近感をもっていました。昨年春頃、佐藤会長からJFSA加盟のお誘いがあり、現実問題として考えはじめ、加盟を決断しました。

 ――JFSAは全国網を標榜しつつも関東は空白になっていた。
 久世 当社は首都圏の外食産業に販路をもっており、首都圏の外食市場の情報を提供できます。中京・関西にも進出していますが、東北・北海道や中国、九州などの地域について会員各位と情報交換できるものと期待しています。

 ――PB販売や物流面での相互補完にも期待値が高いのでは。
 久世 PB商品の相互扱いへの期待も大きいです。当社のPB商品の売上げ構成比は10%弱ですが、早期に15%、100億円規模に育成したい。粗利目標を達成するためにはPB商品の売上げ増は避けて通れない道。KUZE、子会社KISCOなど専門性の高い自社ブランドをもっています。

 ――30年3月期は売上高628億円と前期比2.1%増収だが営業利益は24.5%の大幅減だった。
 久世 原料、製品の値上がりや物流費の高騰が収益を圧迫、対応策を講じたものの思うような成果が得られませんでした。特に4つのセンターでの庫内作業を自社化したために人件費がかさみ、一時的にコストアップになりました。生産性を高めていけば遠からず抜本的に改善されます。自社でやる中で問題点も洗い出されますし、人材の育成にもつながります。

 ――JFSA創業者佐藤正治氏は「会に頼るな、自らの足腰を強くし会に貢献せよ」が口癖だった。
 久世 その通りだと思います。あくまで自己努力で企業体質を充実することが先決。その上でお互い切磋琢磨しあうところに相互メリットがある。JFSAは本部が会員の自主性を尊重しつつ、一方で会員の組織への参画意識は高い。会員の経営トップの連携、若手経営陣の交流、分科会での具体的な市場戦略の研究など教わることが多々あると思います。

 ――東京中央食品との連携は。
 久世 東京中央食品さんとの関係をより深めていくうえでも当社のJFSA加盟がプラスに働く。そうしなければなりません。

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