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この人に聞きたい:第671回
(週刊冷食タイムス:19/01/22号)

伸長続けるフルーツ需要

東亜商事(株) 常務取締役 冷食事業本部長  山城 篤氏

(やましろ・あつし)昭和59年ダイエーに入社し、外食事業などを担当。その後、貿易会社を経て、平成5年に東亜商事へ転籍、冷食事業を担当。日大卒。趣味は読書。昭和36年5月19日生まれ、57歳。神奈川県川崎市出身。

1年で売上げ2倍規模に

 東亜商事の山城篤常務取締役冷食事業本部長は、「今9月期は(増加した素材品に対し)加工食品を徹底して拡大していく」など次のように語っている。

 ――今期の方針から。
 山城 当社事業は末端の外食店をメインとする卸が主力。扱い商品の6割がいわゆる「蔵出し」で、当社の手売りです。大別して@素材品Aオリジナル品BメーカーNB品。素材品の1割の扱いがあるブロイラーの価格が大暴落したことが目標未達のひとつ。ただしオリジナル商品の和惣菜、メーカーNB商品が伸びたことで辛くも増収を達成できました。前期の反省を踏まえ、加工食品の売上高比率をあげていく。10年前までは加工品70%に対し、素材品30%でしたが、今は60%対40%と素材品が増えています。

 ――新しい変化はある?
 山城 かつて築地で購入していた顧客が、「新たに誕生した豊洲には通わなくなった」ケースが増えています。水産品を築地で仕入れていた業者は生鮮野菜を『ついで買い』することが多かったが、豊洲は棟が異なるためそれがなくなっている。ここに我々が活躍する場があり、仲卸とは異なる機能を提案する余地が大きく、そうした機能、利便性を伝えるだけでも伸びる要素はあると考えます。

 ――フルーツの売上げが好調なようだ。
 山城 今、最も伸びているのがフルーツ。冷凍、生鮮とも勢いがあります。フルーツの分母はまだ小さいものの、2018年の扱いは、17年の2倍規模に拡大。フルーツの売上高の約半分をレモンが支えています。レモンは利用用途が広く、飲料はもとより、トンカツ用の8分の1カットなど料理の添え物需要も大きい。これも人手不足が背景にあります。生鮮のフルーツを買って、自前で凍らせ、フローズンドリンクメニューに利用している店もある。もちろん、最初から凍っていてスライスカットやダイスカットしている商品も人気が高い。一番人気が「レモン」、次が「オレンジ」、3位は「パイナップル」。

 ――前期の業績は。
 山城 前9月期の総売上高は目標の1600億円には若干届かなかったものの増収で着地。うち冷食は600億円の目標を若干下回り598億円。目標未達の要因は外食店の人手不足で年中無休の飲食店が減少、労働基準法の厳密な順守で残業代が出せず早仕舞いする店が増えているため。中には後継者不在で辞めるところもあります。コンビニエンスストアが強く、ランチ需要が奪われています。

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