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この人に聞きたい:第677回
(週刊冷食タイムス:19/03/05号)

増収と生産性改善で増益

昭和冷凍食品(株) 代表取締役社長  佐藤 誠氏

(さとう・まこと)昭和55年昭和産業入社。冷食の分社独立で平成14年昭和冷食の取締役生産統括部長、17年6月から社長約3年。昭和産業工場長、開発センター所長から28年4月再び社長。昭和32年5月秋田生、東大農卒。

海外でもやこ焼製造、供給が安定

 昭和冷凍食品は昭和産業が持つ小麦粉、食物油脂等の素材と加工技術を活かし、たこ焼、ワンタン、ケーキ等の冷凍加工食品を製造、販売している。佐藤氏は2度目の同社社長。

 ――前期(12月期)の総括を。
 佐藤 需要は堅調に増え、新潟工場の生産量も10%増と伸びている。しかし人手不足で、たこ焼などの原料資材が高騰。エネルギーコストも上昇しており、収益に響いている。そこで生産性改善活動(TPS活動)に取り組んで歩留まりを高め、ロスを削減してコスト高を吸収しようと努めました。

 ――その成果は?
 佐藤 冷凍パン生地は前年並。冷凍食品は9%増、全社で7%増。そのうち自社新潟工場製品が14%増と大きく伸び、委託生産品も前年を維持しました。増収と生産性改善で収益も伸びました。

 ――特徴的な動きは。
 佐藤 プチケーキは過去数年10%増と安定成長していましたが、前期は特需もあり20%増と大幅増。丸たこ焼も前年を上回りました。冷凍食品の各ラインとも生産量、販売高が伸びました。

 ――供給量が増えて人手が増えない、どう対処する?
 佐藤 生産量をさらに高める。改善活動もそのひとつ。しかしそれにも限界がある。そこでもう一段レベルアップするため設備増強も検討しています。2つ目は製品価格改定。これは既に昨年末から得意先に案内し、交渉を進めています。従来価格では今後の商品供給ができなくなる。値上げは必達目標として取り組んでいます。

 ――設備増強、考えるのは?
 佐藤 たこ焼、ラビオリ・ワンタン、プチケーキなどいずれも需要が伸びている。その間に供給力を高めれば当社への信頼が増し、“粉製品なら昭和冷食に”と期待される。これは投資材料でもある。そこでラビオリの本場イタリアで成型機をチェックしました。決まればラインを更新して新製品の生産に活かす。ラビオリ成型機はイタリア製に頼らざるを得ない。

 ――たこ焼も伸びている。原料だけでなく、供給は大丈夫か。
 佐藤 釣鐘型ラインでプチケーキも生産しているが、たこ焼が伸びているのでプチケーキに影響が出てきました。そこで、釣鐘たこ焼の大部分は国内委託先に生産移管しました。また昭和産業が合弁会社を作ったベトナムのインターミックス社の得意先工場で冷凍たこ焼を製造し、日本に持ち込む。新潟工場産とはだしの香りも価格も異なる。これで得意先には価格、製品品質などで選択の幅が広がります。昭和冷食としてはたこ焼の供給が安定することになります。

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