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この人に聞きたい:第684回
(週刊冷食タイムス:19/04/23号)

キーワードは定番品の磨き上げ

(株)ニチレイフーズ 取締役常務執行役員  福本 雅志氏

(ふくもと・まさし)昭和62年ニチレイ入社。平成23年商品第一部長、25年組織改革で事業部制に移行し業務用事業部長、今年4月から現職。昭和39年11月7日生まれ、今年55歳。同志社大経済卒。兵庫県出身。

春巻、ハンバーグで成果

 業務用事業部長から4月1日付で家庭用・業務用事業部と物流部、農産調達部、広域事業部を管掌する立場に。「何が求められているのか先読みする力がメーカーは問われる。そこにこだわりたい」と語る。

 ――業務用事業部長として6年。振り返ると?
 福本 心掛けたのは「お客に寄り添った商品を出そう」ということ。コンセプトをしっかり作った上で商品を開発する。それまで別々だった商品部と営業部が、事業部制を敷いたことで机を並べて仕事するようになり、支社・支店に対し、説得力を持って話ができるようになりました。

 ――印象深い仕事は?
 福本 定番商品を磨き上げたことですね。業務用冷凍春巻の市場規模は当時50億円弱でしたが、新しい技術を融合して付加価値を加え、“極だつ”シリーズとして発売しました。今まで冷凍春巻を使っていなかった業種業態に取り扱いが広がり、結果的に市場を10億円以上引き上げることができました。業務用は無限大の市場を取り込むことが醍醐味であり、部下も業務用は楽しいと感じることができたのではないでしょうか。

 2016年冬に発売した有名シェフ監修による「シェフズスペシャリテ」シリーズは、売り先を惣菜、事業所給食に限定しました。「たいめいけん」や「グリル一平」といった、超高級店ではないけれど、一度は名前を聞いたことがある有名店というのがポイントです。「日常以上、ハレ未満〜手の届く、ちょっとした贅沢〜」というコンセプトを打ち出し、当社が何をしたいのか理解してもらえたと思います。メニューはハンバーグやメンチカツ。特に王道中の王道であるハンバーグをもう一度際立たせたいと思ったわけです。すると外食店からも使いたいという声が上がり、満を持して「グレイビーハンバーグ」を復活させました。

 ――特販グループというのは?
 福本 将来顧客の発掘部隊です。リーダーに伝えたのは、インバウンド市場と高齢者市場。世間では「ハラル認証」が叫ばれていましたが、調べてみると、畜肉やアルコールを使わないことを示せば、食べてもらえることが分かり、「フレンドリーダイニング」シリーズの開発につなげました。

 老健施設向けに今春発売したボイル調理のコロッケも特販グループの仕事です。

 集大成が業務用商品提案会「ニチレイフーズフェスタ」。業務用は単品では通用しません。価格がいくらになるのか、具体性を持ったメニュー提案が必要です。

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