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業界交差点

この人に聞きたい:第693回
(週刊冷食タイムス:19/07/02号)

冷凍食品は自分に合っていた

味の素冷凍食品(株) 前代表取締役社長  吉峯 英虎氏

(よしみね・ひでとら)昭和53年味の素入社。冷凍食品部などを経て平成13〜17年アメリカ味の素冷凍食品社長、23年から味の素冷食社長。今年6月27日付で退任。昭和29年10月22日鹿児島生まれ、64歳。一橋大法学部卒。

グループの業績左右する存在に

 社長在任8年、6月27日付で退任した。その間、つまみなど新領域への挑戦や組織改編に着手した。味の素グループによる北米の冷凍食品メーカー買収も大きな転換点になった。

 ――在任8年間の通信簿を付けると?
 吉峯 国内を安定させ、海外を伸ばすというミッションに対し、最初の6年であれば80〜85点。8年経った今、そこまではいかないかな。最後の2年は忸怩たる思いがあります。リーダーとしての方向性の出し方については満足していますが、売上げ、利益が停滞し、残念な結果になりました。

 ――以前から冷凍食品は自分に合っていると。
 吉峯 会社員生活42年のうち、22年は冷凍食品に携わってきました。私が携わった時の市場規模は今の半分。冷凍食品のようなスピード感のある産業自体が合っていたような気がしてなりません。

 ――冷凍食品が味の素グループの業績を左右するようになった。
 吉峯 2020年度からの新中計では、冷凍食品が柱の1つになっていますが、3年前にはなかったことです。この数年でそこまでのステージに上がってきたということでしょう。

 ――北米での成功が大きいのでは?
 吉峯 アメリカで150億円くらいに成長した時、「行ける」と自信を持っていました。当時売上高が750億円だったウィンザー社を860億円で買収し、売上げが1000億円規模に。国内を合わせると2000億円規模になったことが、味の素グループのポートフォリオを変える契機になりました。

 ――なぜ行けると?
 吉峯 モノを作る基本技術は、欧米よりも我々の方が圧倒的に優れていると確信したからです。これをローカライズすれば勝ち目がある。日本食に対する認知度が高まっていた中でのトライだったこともあるでしょう。

 ――組織改編にも着手した。
 吉峯 買い場、喫食の場が変わってきたからです。家庭用と業務用がもっと近くなければと思いました。消費データに基づく開発だけでなく、摂取する現場、購買する現場で何が起きているのかを理解する必要があります。

 ――よしもと芸人とのコラボや「ギョーザステーション」など、イベントを積極的に仕掛けた。
 吉峯 SNSの影響もあり、今は消費者が一番情報を持っています。メッセージの送り先はそこだと分かっています。これをいかに事業に結びつけるかがこれからの課題だと認識しています。

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